おはようございます、さいとうです。
五月の2回目の満月は、遠くにあるから小さいそう。夜になり東の空に浮かんできた月は、真ん丸で街灯のような明るさでした。
朝、金沢八景に向かっていると八景島シーパラダイスに近づくにつれて遠くのナンバーをつけた車が増え始めました、イベントがあるのでしょうか。
海沿いを回り込むように右折します、ちょうど海の公園の駐車場に差しかかかった時に警備の人が満車の案内板を抱えて道路脇に設置しました。その先では金沢漁港の駐車場も混雑、さらに野島に左折する交差点でも「駐車場は満車」との誘導の方が紙を翳します。
何ごとか、平潟湾を渡る橋に差し掛かり、バケツをぶら下げた人たちが欄干越しに干潟を眺めている姿見て、ようやく潮干狩りだとわかりました。すでに、干潟に降りている人もいるので場所を探しているのでしょう。
気になります、真似をして干潟の様子を覗いてみました。干潮のおかげで堤防から20、30メートル先まで地面が露出していました。濡れた黒い干潟は、一面がびっちりと貝殻で埋め尽くされていました。あの形は、牡蛎だろう。
鎌倉時代から港としてまた景勝地として知られたこのあたりが、八景と呼ばれるようになったのは江戸時代だそう。後に広重が「武州金沢八景」という八つの連作を残しており当時の様子を知ることができます。その中に、「平潟落雁(ひらかたのらくがん)」があり、平潟湾の潮干狩りが描かれています。
今では地域の開発が進み産業道路も、都市交通シーサイドラインも、住宅も、工場もまた海の公園やシーパラダイスなどの観光娯楽施設もあり賑わいますが横浜市のホームページの説明によると「金沢八景は、当時の面影が殆ど失われてしまったため、区政60周年にあたる平成20年に、平成の「新金沢八景」を区民投票により決定しました」と記されていました。
いかにも現代的な姿を現しているシーサイドラインやベイサイドマリーナなどが並ぶ新八景ですが、一方で、平潟湾では何百年も潮干狩りが続けられ、丘に上ると富士山を望める野島があり、池端に圧巻な大銀杏がある称名寺などを描くオリジナルの八景も、当時とは景色が違ったとしても味わい深いものです。
さて、そんな昼間に見かけた潮干狩りを思い出しながら見上げた夜空に満月。月も、干潟も、大切に守りたいものです。
さ。
※横浜市ホームページ/最終更新日 2020年11月6日
金沢八景と新金沢八景
https://www.city.yokohama.lg.jp/kanazawa/shokai/rekishi/ikizuku/keikan/hakkei.html
EMIRPs Today(2026-06-01)#2942 金沢八景の干潟
