おはようございます、さいとうです。
手帳に記された「立秋」の文字を読んで、はっとしました。暑中のあいさつを失念、暑さのせいばかりではないぞ、気を引き締め直す朝。
8月7日はバナナの日。
自分の中で、食に対する関心がこの十年ほどで大きく変わってきたと感じています。食材や料理の好き嫌いであったり、脂っこいものを敬遠したり、大盛りやお替りが出来なくなったりという年齢による消化力の減退のことではなく、「食べるもので身体も心も作られている」と強く思うようになりました。
元来、肉よりも他の食材、例えば魚介、野菜、果物などに手を伸ばす方なのですが、最近は果物に対して食指が動くことも減ってきて、もっぱら様々な野菜を組合せて摂り入れることが面白い。
大根、人参、蕪などの根菜、白菜、レタス、ほうれん草、玉ねぎ、れんこん、アスパラガスなどの葉茎菜、なす、ピーマン、インゲン、枝豆などの果菜、生姜や茗荷など香辛などを上手く混ぜると、それぞれの味や香り、歯ごたえなどが絡み合い、僅かな調味料で豊かな風味を奏でるようで嬉しくなります。
その楽しさを知ると、さらに肉、魚介よりも野菜が気になり、果物も旬に限って食べるようになりました。その中、ただ唯一、季節を問わず食べている果物がバナナです。ありがたいもので、近所のスーパーに行くといつでも何種類かのバナナが棚に並んでいて、産地も値付けも様々です。
ものは試しとばかりに、それぞれ買っては食べてみていたのですが、値段が高いものが美味しいとは限らないことや、名が通ったブランドものでも口に入れた途端にしかめっ面になってしまうものがあることを知りました。たある産品ブランドが安定して美味しいとわかり、最近のお気に入り。
種類とともに大切なことは追熟。バナナは買ってすぐよりも熟すことで味が格段に良くなるのです。その加減を皮に表れてくるヒョウ柄、いわゆるスウィートスポットの様子で、「んん、これはかなり甘くなってきた」「これは追熟が進んでいるからヨーグルトと混ぜこむと美味しそう」など自分なりにバナナと会話できるようになりました。
好きな食べ物はと尋ねられても、「バナナ」と真っ先に答えることはないのですが、かれこれずっと食べ続けているのですから、面白い食材に間違いない。きっと、ぼくの身体や心のどこかは、バナナで出来ているはずです。
さ。
※雑感
昔の自転車レースの映像や画像を見ていると、時折、バナナが写っています。サイクルジャージ特有の腰に付けられたバックポケットからバナナが頭をのぞいていたりして、ほほえましい。軽量である程度のカロリーと糖分、水分を有するバナナは、補給食あるいは行動食として適しています。最近は、科学的に配合されたスポーツジェルやボトルにいれてエナジードリンクとして必要な栄養素やカロリーを取り込まれるようになり、バナナの登場する場面を見かけることは減りました。それでも、サイクリングの途中で休憩しているときに、となりのサイクリストがバナナを頬張っているのをみると仲間意識を感じます。やはり、身体や心のどこかがバナナでできているぞと確信するのです。
EMIRPs Today(2026-08-07)#2990 バナナで出来ている
