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落としたら拾う

おはようございます、さいとうです。

 ゴトッ、早朝の空いた車内に大きな音が響きました。扉を越えた向こうの座席、紳士の革靴の脇にスマホが落ちていました。

 月にロケットの残骸が落下して衝突すると報じられていました。宇宙空間に漂う宇宙ゴミ、デブリと呼ばれる人工物の残骸が増えていることは、たびたび報じられていますが、月に落下して衝突するというのはどういうことだろう。

 地球に落下してくる場合は、人工物にしろ、星屑にしろ、大気圏で燃えつきるので、地表まで届くことは稀、届いた星屑は隕石と呼ばれます。地球に帰還する宇宙船の類いは、燃えないように進入角度を最適に制御されている。

 昨日、月に落下したと報じられたのは、2025年1月に打ち上げられたスペースX社のファルコン9の上段部分、月探査機を運んだ機体だそう。その大きさは、全長が約12メートルで重さが約4トン、自動車で例えるならば、大型バスとほぼ同じ長さで、半分くらいの重量ということです。

 「バスが空から降ってきた」と想像してみて、思わず声がでてしまいました。

 ぶつかられる月は、どうなるのだろう。生物ではないので衝撃が痛いということはないでしょうが、衝撃で大きな窪みができ、かなりの粉塵が巻き起こることでしょう。機体の残骸なども散乱するのかもしれません。ただ、月面にクレーターがひとつ増えることは確かなようです。

 月の表面には、数万個のクレーターがあるとみられており、大きなものは直径が200キロに達する場合もあるそう。東京と長野を結ぶ直線距離が約170キロですから、都心と富士山、甲府盆地あたりをすっぽり包む大きさです。

 今回のロケットの機体落下による衝突では、せいぜい数十メートルのクレーターが形成される程度ではないかと報じられていました。詳しいデータはNASAが発表してくれることでしょう。

 突然、空から物体が落ちてくることなんて恐ろしくて考えたくもありません。地球は大気圏に護られているのだと改めて思いました。

 さて、居眠りしていた紳士は音で目を覚まし慌ててスマホを拾い上げました。月に落ちたロケットの残骸は、誰が拾うのでしょうね。

さ。

EMIRPs Today(2026-08-06)#2989 落としたら拾う

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