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梨の季節

おはようございます、さいとうです。

 夜半からゴーゴー、バチバチと降り続いた雨も明け方には治まったよう。電車や空の便の見合わせ情報は有難いものだが、心が騒ぐ素でもあり。

 梨をいただきました、千葉県産。毎年、朝夕が涼しくなってくるころに届く、季節の知らせを、ありがたく楽しませてもらっています。瑞々しい果肉はいかにも幸水らしい。幼い記憶の梨よりも段違いに美味しい。

 農産物は、野菜も、果実も美味しいものが増えました。新しい海外原産のものもあれば、品種改良されたものもあり、工業製品とは開発や改善の軸がまったく異なるであろう農産物の発展は興味深いものです。

 梨は変化を感じる果実のひとつです。子どもの頃は「幸水」「豊水」の他にも「二十世紀」や「長十郎」などを聞いた覚えがあります。

 梨の生産状況について調べてみました。農林水産省の特産果樹生産動態等調査の最新令和5年版(2023年)を覗いてみましょう。同年度では、日本なしは、30の都府県で年間6912haで生産されていました。栽培面積ですから生産量と少し異なるかもしれませんが、概ねの傾向はわかると思います。

 都府県別に上位5県はつぎのよう。上位5県で45%ほどが生産されていました。

千葉県 1133ha/16.4%
福島県 530ha/7.7%
茨城県 502ha/7.3%
栃木県 502ha/7.3%
長野県 460ha/6.6%
全国計 6912ha/100%

 つぎに品種別を見てみましょう。上位5品種で85%を占めています。

幸  水 2,729ha/39.5%
豊  水 1,763ha/25.5%
新  高 487ha/7.0%
あきづき 485ha/7.0%
二十世紀 330ha/4.8%

 最も多く作られている品種は「幸水」で約4割、さらに「豊水」が四分の1となっていました。これは見かける順番と合います、「新高」「あきづき」がつづき、「二十世紀」は5位でした。「長十郎」は統計にある48品種中の28位。

 気になって以前の状況を調べてみました。同統計の2001年版です。

 驚くことに2001年には栽培面積が1万5680haあったものが約四半世紀で6912haまで減少。品種別にみると、「幸水」「豊水」はシェアも順序も変わらずですが、一方、「二十世紀」が3位13%に顔をみせていました。

 2023年に4位に登場している「あきづき」は2001年には作付が見られません。少し深堀してみました、農研機構によると「あきづき」1999年に公表された品種で「豊水」以後に成熟する晩生とあります。梨の季節を伸ばすことに貢献している。

 さて、この時期、多摩川を走ると稲城界隈では梨の直売所を多くみかけます。東京都は梨の生産量では26位とけっして多くはなりませんが、「あきづき」や「新高」、地元の「稲城」などの品種が生産されており、地域産品としての個性がはっきりと表れていて良いものだと感じました。

さ。

※農林水産省 特産果樹生産動態等調査を引用しました。
https://www.maff.go.jp/j/tokei/kouhyou/tokusan_kazyu/

※農研機構/なしの品種一覧
https://www.naro.go.jp/laboratory/nifts/kih/hinshu/pear_nut/index.html

※梨の画像は「あかづき」です。

EMIRPs Today(2026-09-07)#3008 梨の季節

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