エマープ株式会社

クラブマーケティングが未来を創る

築地にあるインド風寺院

おはようございます、さいとうです。

 昨日、地下鉄駅からの階段を昇り地上に出たら、じりじりと照らされました。いよいよ梅雨明けか。今日は、さらに暑くなりそうです。

 所用で出かけた際に築地本願寺の前を通りました。普段は、正門から前庭のあたりに外国人観光客がわんさかとたむろしています。その時は、人影も疎らでしたから、占めたと、正面からスマホで写真を撮りました。

 お寺の建物と言えば、本堂に限らず、木造建築が主で、太い柱で大きな屋根を掲げ、その上には、灰色の瓦が整然と並んでいる様子が思い浮かびます。幼いころから見慣れた京都の寺院だけでなく、国内を旅行や出張で訪れたどの街でも、おおよそ似通った様式です。

 ところが、この築地にある本願寺は趣きが違います。旧築地市場のすぐ北側に位置しており、周りには山どころか坂もなく、まっ平らな土地に建てられた寺ですが、正門から望む本堂が異国の雰囲気なのです。

 「寺」のスタイルとしてすぐに思い浮かぶ、木造、瓦屋根、時に大きな木柱は中国経由で日本に入ってきた寺院建築であり、大陸では屋根の先端が跳ねあがっていたり、瓦の形状が異なっていたりと多少の違いはあるものの、国内各地で見かける寺院の多くは大陸からの流れを組む様式が不文律のよう。

 一方で、この築地本願寺は、アジアを旅した時に見かける寺のような姿です。それもそのはずで、同寺院のホームページには、「古代インド・アジア仏教様式を模した外観が特徴」と記されていました。

 そうか、仏教の起源はインドにあるからでしょうか、中国を飛び越えてインドの様式で設計されたと言うことだと理解しました。

 関東大震災の後、1934年に(昭和9年)に再建された本堂は、シンメトリカルな外観をもつ石造風。実は鉄筋コンクリート造だそうで、幾多の国内にある木造寺院のような木の茶色ではなく、明るい砂色をしており、正面に立ち、外観を眺めるだけで異国情緒を感じます。

 これは海外からやってきた観光客の目にはこの寺はどのように映るのだろう。日本のお寺として認識されるのだろうか、日本にあるインド風の意匠をもった寺院として理解されるのだろか、国内の他の寺院との違いは感じ取れるのだろうか、本堂を背景に記念写真をとる観光客に印象を聞いてみたくなりました。

 いや、自分が海外旅行した際には、教会や礼拝堂を観光名所として大雑把に捉えてしまっていることを思い返すと、たまたま見かけた観光客に尋ねたとて、個人の感想にしかすぎず、どこからやってきたのか、どこに住んでいるのかなどにより見方や感じ方が異なるでしょう。

 目に見える印象だけで文化や歴史を理解することはなかなか難しいものです。

さ。

※築地本願寺のホームページを参考にしました。
築地本願寺について
https://tsukijihongwanji.jp/info/history/

EMIRPs Today(2026-07-09)#2970 築地にあるインド風寺院

最近のコラム