おはようございます、さいとうです。
少し明るくなりかけた頃、頭上からギャーギャーと騒がしい日がありました。何ごとかと窓から空をうかがうと、カラスと小鳥たちが絡み合っていました。
ヒヨドリだろうか5、6羽の小鳥が、1羽のカラスを翼が重なりそうな近くで取り囲み飛んでいました。カラスとヒヨドリが電線に段違いに留まり睨み合いをしている光景はしばしば見かけるのですが、空中戦は初めてみました。
東の空から北に抜けたかと思うと、つぎは北から南西へと大騒ぎしながら飛んでいます。この辺りは普段からカラスもヒヨドリも現れるので、どちらの領分でもあるはずです。たまたまぶつかったのだろうか、それにしては激しい。
ふと、最近、隣家の南天の周りにヒヨドリを見かけたことを思い出しました。毒気がある南天の実も、ヒヨドリは平気だそうで好んで啄みます。南天が赤く焼けてきてヒヨドリが集うようになったのです。
カラスが南天の実を突いている場面は見たことがないので、本来、取り合いになることはないはずですが、ヒヨドリにしてみれば自分よりもふた回りは大きいカラスは脅威なのでしょう。普段は睨めっこ程度の関係も、大好物の南天を前にすると、存在自体が気になって安心できないと考えると合点がいきます。
群れて力をあわせて空中戦を繰り広げてまで追い払い、我が領域を護る胆力。脅威に対して徹底的に立ち向かう行動は、生き残る上での自然界の道理なのでしょうか。人間社会のサイバー事案に対しても学ぶことがありそうです。
しばらくすると、騒ぐ声が遠くなっていきました。
その日以来、朝食の時間にハシボソカラスのダミ声を聞く日はめっきり減り、ヒヨドリが南天の木に戯れている姿をよく見るようになりました。
さ。
EMIRPs Today(2026-10-29)#3042 空中戦もなんのその
