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りんご、ずっしり

おはようございます、さいとうです。

窓を開けたら、ひんやりとした風が足首に触りました、ぶるぶるっ。今週は30度を超える夏の名残りもありましたが、いよいよ秋が前に出てきた。

食品売場の店先に並ぶ果実も様変わりです。梨やぶどうが影をひそめてきて、りんごや柿、みかんが何種類も見られるようになりました。

大ぶりのりんごが並んでいました。産地は東北もあれば、信州もあり、品種もフジもあればジョナゴールドもあります。その隣には小玉が数個入った輸入物のお値打ち品がありますが、国産りんごの悠然とした貫禄には敵いません。

仕入れ担当が巧みに選んだに違いない、産地と品種が異なる4種類のりんごはどれも大きさが同じくらいの大玉ばかりでした。走りに見かけるものの倍ほどもありそうです、近くに立つだけで甘い香りに包まれました。

お値段も勉強していて良心的、ひとついただくことにしました。まずは順番に観察します、品種によって肌の色や赤味の入り方は異なり、形も球に近いものもあればアップル社のマークのようなりんご然としたものもあり、迷います。

右も左も美味そう、大人買いなんて無粋、どれかひとつをいただきましょう。

小柄な老婦人がひとつまたひとつと手にします、玉が大きいので両方の手で、包んでは戻してを繰り返していました。どうやって品定めをしているのだろうか、様子を見ながらしばらく順番が回ってくるのを待ちました。

やっと手が届くようになったのですが、何しろ、りんごの目利きにはまったく自信がありません。どれにしようかと睨めっこです、よほど神妙な顔をしていたのか、隣に立つ奥様が「重いものを選ぶといいわよ」と小声で囁いてくれました、眼鏡の奥で目が微笑んでいました。「ありがとうございます」

そうか、睨めっこはおしまい。種類を信州産のジョナゴールドに決めて、肌艶が美しくて重そうなものを狙って品定め。これに決めたぞ、手に取りました。ソフトボールよりも大きい、ずっしり。

さ。

EMIRPs Today(2026-10-23)#3038 りんご、ずっしり

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