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どこにすんでいるの

おはようございます、さいとうです。

土曜日の朝、よく晴れました、からっとした爽やかな風が吹いていました。朝活サイクリングで心身を解そう、眠っていた自転車を引っ張り出しました。

横浜の繁華街を通り抜け磯子で東京湾にぶつかり、そこから走り慣れた道を南下していきます。国道16号は、右に左に曲がるかと思えば坂を上り下り、トンネルをいくつも抜けて海や港の船を眺めて走る、ささやかな旅情を誘う路です。「津」や「浦」のついた地名が続き、ここが昔の海岸線で集落の名残りだろうなあと想像が膨らみます。身体も、心も、解れてきました。

折り返して帰路につきました、天気予報は外れたようで午後になっても風は穏やかでした。公園横の信号で止まりました。ひさしぶりの外遊び日和、広場にも遊具にも群がる子どもたちや家族連れ、ベンチには老夫婦が日向ぼっこ。

ふと、踊っている女の子が目に留まりました。バレエでも習っているのでしょうか、両手をあげて肘をすぼめてクルリとまわったかと思うと、つぎには腕ピンと伸ばして大きく回ります。こんなにも上手に踊れたなら楽しいだろう。歩道に出てきました、踊り続ける彼女と植栽を挟んで目が合いました。

「こんにちは」、にこやかに話しかけてきました。ヘルメットにサングラスををした大人の姿を恐れることもない、このあたりはサイクリストが多いから、見慣れているのかもしれません、「こんにちは」とあいさつを返しました。

「どこに すんでいるの」続けて聞いてきます。ほお、そうきたか、面白い。
「とうきょう」と答えました。

「ゆうちゃんはね、あっちのほう」と斜め後ろにぐいっと腕を反らしました。

背格好や話しぶりから察するに、小学校の一年生か二年生くらいかだろうか。彼女は斜め上に向けて手を翳していました。おそらくその先の高層マンションに住んでいるのでしょう。

信号が青になり、前の車が動き始めました、「じゃあ、いくね」と伝えます。

「ばいばい、またね」彼女が一段と大きい声をあげて手を振ってくれました。
「ばいばい」、こちらも負けじと声を張りました。

くるくると踊り、にこやかに話す少女に、元気をもらいました。

さ。

EMIRPs Today(2026-10-05)#3025 どこにすんでいるの

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