おはようございます、さいとうです。
昨日はジリジリと日光が照り付けてきて、太陽の勇み足に戸惑いました。電車に乗ったら冷房がよく効いていて、人の暮らしも夏仕様に移りつつ。
身動きができないほどの乗客数ではないですが、どこからか汗の匂いが漂ってきました。急いで乗り込んできた若者のTシャツに汗染みが出来ていました。
「身動き」は、「みうごき」と打ち込むと変換されます、他にも「みじろぐ」を「身動ぐ」と書きます。どちらも身体を少し動かすような動作を表していることにかわりはないものの、この「じろぐ」という言葉が面白い。
「じろぐ」は「みじろぐ」の(身+じろぐ)と類した言葉として「たじろぐ」や「まじろぐ」があります。「たじろぐ」は(手+じろぐ)、「まじろぐ」は(目+じろぐ)なのでしょう。
「たじろぐ」は少ししか手を動かせない様子から怖気づいたり尻込みしたりを表し、目が少しだけ動く(まばたき)から、じっと目を見開いて何かに集中している様子を「まじろぎもせずに」と見ると腑に落ちます。
この「じろぐ」という言葉が単独で使われる場面はすぐに思い浮かびません。
ところが、身、手、目などの身体の部位がほんの少し動く「じろぐ」を組み合わせて「みじろぐ」「たじろぐ」「まじろぐ」などと表されることで、ぴんと筋が通り、命を吹き込まれるように感じます。
語音が古めかしい中にも、感性による身体のささいな反応を捉えて、状況や心象を表している奥深い表現であり、感心するとともに親しみを覚えるのです。
さて、混雑で汗ばんだ人の腕が触れるのがどうも苦手です、不快の感じ方は人それぞれですしお互い様ですからある程度は我慢するしかないのでしょうが、自分の汗でも肌が赤くなることがありますから、他人の汗に触れるのはできれば避けるようにしています。
電車に乗る時は薄手の長袖を着ておこうと思いました。
さ。
EMIRPs Today(2026-05-14)#2930 身動ぐ
