おはようございます、さいとうです。
玄関を開けたら、白い犬が軽やかにステップ踏んで歩いてきました。お散歩させているご主人はニコニコ、「おはようございます」、爽やかな朝。
5月18日は、「ことばの日」。「言葉の日」ではなく「ことば」と平仮名で記すそうです。小学生の頃に、「言葉」の「葉」とは何だと思ったことを思い出しました、「言(こと)」や「言う」でいいのにと。
昨年、令和7年7月11日に文化庁が「言葉の情報サイト」を開設し、公開しています。漢字や敬語などの言葉の扱い方に加えて、文化審議会国語分科会や世論調査などの内容分類やキーワードから、調べることができます。
内容分類は、次の12項目が並んでいました。漢字、敬語、公用文、言葉のQ&A、文化審議会国語分科会(旧国語審議会)、世論調査、消滅の危機にある言語・方言、コミュニケーション、外来語・ローマ字、仮名遣い・送り仮名、符号、国に関するイベント
世論調査の「国語のに関する世論調査」ではSNSに関連た言葉の使い方への影響が記されていたり、「消滅の危機にある言語・方言」には(【極めて深刻】アイ
ヌ語、【重大な危機】八重山語、与那国語、【危険】八丈語、奄美語、国頭語、沖縄語、宮古語)などが示されていて、なかなか興味深いものです。
最近、歴史と言語のつながりについて論じる説たびたび目にするようになり、一万年近く続いた縄文時代は気候が今よりも温暖であったため現代基準で温暖な九州から東北など寒冷地でも縄文集落が永続していたことが分かってきて、それゆえに全国に共通した当時の言葉が地名として残っていると聞くと、言語や方言として消滅の危機にあったとしても、言葉には地名などに姿を落とし、歴史を伝える生命力(バイタリティ)があるのだと感心するのです。
さて、それで「言葉」の「葉」が何を意味するのかについてですが、「言葉」と連ねて使い始められたのは、随分と古いそう。「言」が「葉っぱ」のように折り重なることで、文化、教養、文明を築いていく人間社会のあり様を現しているのだから「言葉」だと考えると面白い。
あるいは、手紙などにおいて締めのあいさつ文を記す代わりに「草々」と表すことから、「葉」は短い「言(単語)」であり「草」は「長い言(文章)」だろうと捉えてみると、日本の言語表現において自然や植物を取り入れる感受性の深さを思うのです。
さ。
※雑感
弥生時代になり大陸からの移民とともに冶金や水稲などの最先端技術が導入され、文明も文化も急激に発展し、同時に言語も多様化したのでしょう。江戸時代から明治時代の文明開化では、欧米語が多々もたらされましたが、縄文時代から弥生時代の文明開化では、漢字がもたらされたと考えると、パズルがひとつ組み上がったように感じます。また別の機会に考えてみましょう。
※文化庁「言葉の情報サイト」
https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kotobanojouhou/
EMIRPs Today(2026-05-18)#2932 ことばの生命力
