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月: 2026年6月

  • のんべんだらり

    のんべんだらり

    おはようございます、さいとうです。

     ふと電車の中で聞こえた「のんべんだらりとしていないで」に、耳がピクリ。近くに乗り合わせた制服姿の小学生にお迎えの母が掛けた言葉のようでした。

     「のんべんだらり」って今でも使うのかと、懐かしい。

     小学生の頃の、夏休みや冬休みに、ふと時間をもてあましてゴロゴロしながら「ひまやなあ」なんてつぶやこうものなら、母に「のんべんだらりしてたら、もったいないで」と言われたものでした。

     意味を正確に理解していなくとも、「だらり」と言う語音から「だらだら」に通じる響きを感じるからか、無駄に時間をすごしていてはいけないと注意されているのだろうと感じていました。

     それにしても「だらり」は良いとして「のんべん」は何のことなのでしょう。

     「のんべん」の語源は定かではないようですが、擬態語でも擬音語でもない。仮に「だらり」が擬態語だとしても、「のんべん」+「だらり」と連なることで全体が意味をなすようにも思えません。

     お迎えの保護者とともに電車に乗っているのは、まだ小学校の低学年、「のんべんだらり」をどう受け止めているのだろう、当時の自分と重なります。

     あの頃、母の言葉にふてくされ「そんなことを言われてもなあ」とこぼしながら、おもむろに起き上がって机に座ってみたり、読む気もない本を手にとって開いてみたり、ゆっくりのんびり牛歩かカタツムリか、けっして褒めたものではなかったと思い返し、心の中で苦笑いしました。

     そんなろくでもない記憶しかないのですが、「のんべんだらり」が言葉して耳に残っているのは、リズミカルな語調のおかげかもしれません。

    さ。

    ※雑感
    「のんべんだらり」のような場面はどう表されるのだろう。昨今の表現の流れに沿うならば、若者の流行言葉のように簡略化やデフォルメまで至らなくとも「だらだらしないで」や「ぼうっと過ごさないで」などの擬態語を使って表されるのだろうか。「のらりくらり」や「ぐずぐず」は意図が違いますしね。語源がはっきりしなくともも、語感が楽しい言葉は残って欲しいものです。

    EMIRPs Today(2026-06-10)#2949 のんべんだらり

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