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  • 梅も満開、空気も軽く

    梅も満開、空気も軽く

     家の近くにある生産緑地では、梅の花が白も紅も満開になりました。ここは季節の訪れを知る標準木と決めている場所のひとつです、勝手にね。

     この数年、自転車での通勤を増やしてきました。最初は月に2、3回程度でしたが、週1回となり、今では週に3、4回ほどまで増やしました。訪問先への直行や雨が降ったり、風が強くない限りは「運動」だと思いジテツウを選択。

     四季を通じて走ってみて面白いことに気が付きました。冬と夏とでは平均時速が1.5キロから2キロほど違うのです。アプリでは同じコースを走った記録を折れ線グラフで表示してくれるので傾向は一目瞭然です。

     気が付いたとき、これは冬場は身体が固まっているから遅いのだろうかと思いもしたのですが、体調が万全のときでもやはり速度には差があります。もう少し詳しく観察してみましょう。

     夕刻は交通事情によるバラツキが多いので、主に朝の往路で比較するために、夏は6、7、8月、冬は12、1、2月の各々3カ月の記録を凝視してみたところ明らかに夏の方が速いことがわかりました。

     そこで思い当たるのは温度による空気の密度の違いです。

     出発する際の外気温をサイクル・コンピュータのログで拾ってみると、真冬は0度から3度程度が多く、真夏は20度から25度付近のことが多いことがわかりました。温度が上がると空気の密度が下がり抵抗が減りますから、20度も違えば空気抵抗は10%近くは下がるはずです。

     たかだか10%でも、荒っぽい例えになりますが体重の10%の荷物を持つか持たないかの違いで考えると理解が進むかもしれませんし、ゴルフでは夏の方が飛距離が伸びると言われるのも空気密度が低く抵抗が小さい理由によるものです。

     自動車で同じ道を同じ時間帯に季節を違えて走っても、アクセルのちょっとした吹かし加減の違いさえも感じませんが、たかだか100ワット程度しか出せない人力駆動の自転車では同じようにペダルを回していても、空気抵抗の違いにより速度記録に差が表れたということだと理解しました。

     さて、梅も満開になりました、朝の気温も次第に上がってくることでしょう。

     春になると軽やかな気持ちになるのは、もしかすると、人体もこの空気密度の変化を感じ取ることができるからなのだろうかと思ってみた朝です。

    さ。

    ※雑感
     冬場には厚着しているからではないのかとの見方もあるかと思います。実際、普段着は冬場に着膨れするから動きが緩慢になるかもしれませんが、ジテツウの際には、半袖と長袖の違いこそあれ、冬でも極薄のアンダーシャツに長袖のウエアの2枚しか着ていませんし、下半身も季節を問わず足首までのタイツですから、そう大きな違いはないでしょう。サイクルウエアはバタつきによる抵抗を嫌うので概ね身体に密着するように縫製されていますから風の抵抗も対して変わりはないと思うのです。
     もう少しデータが増えると統計的に分析できるかもしれません。

    ※追記)コラムの補足(2025-02-14)
     昨日、ジテツウの冬と夏の速度の違いに触れました。ご質問をいただいていましたので、計算した実数を記しておきます。サンプル数もほぼ同じ、体重もほぼ同じですかからデータの信憑性は高いでしょう。平均時速は約10%の差。

     平均時速の実数は次の通り。
      夏(6-8月) 25.6 km/h(サンプル数 n=36)
      冬(12-2月) 23.3 km/h(サンプル数 n=35)

    EMIRPs Today(2025-02-13)#2630 梅も満開、空気も軽く

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