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  • 菜の花列車を想い

    菜の花列車を想い

     千葉のことを調べる機会があり、地図と睨めっこしました。マスコットキャラクター「チーバくん」が県の外周を一筆で象る、たしかに。

     この時期、東京からクルマや新幹線で小一時間も北上すればスキーやスノーボードで賑わう越後湯沢に届き、一方で、南に一時間も下れば湘南、東に一時間も走れば九十九里でサーフィンも楽しめる。あらためて関東一円を眺めているとその立地や地形、気候風土の多様性に関心します。

     すでに、南房総あたりは温暖ですから一足早く春が訪れ、フラワーロードや鴨川界隈では菜の花が咲き始めているそう。そういえば、千葉県の中央部を走るいすみ鉄道の菜の花列車はどうなっているのだろうと気になりました。

     上総の東側を横断するように走るいずみ鉄道は運行距離30キロ足らず、大多喜の上総中野からからいすみ市の大原まで14駅を結ぶ地域の鉄道路線。春になると沿線に咲く菜の花の中を駆け抜ける「菜の花列車」が有名です。

     気の毒なことに昨秋の脱線事故により運休が続いており、今春の菜の花列車はどうなるのだろうかと気になっていました。奥房総の長閑な田園を走る列車は乗り鉄や撮り鉄ばかりでなく観光やファミリーのお出かけでも人気があり、特に菜の花列車はメディアでもブログやSNSでも頻繁に目にします。

     点在するゴルフ場エリアを抜けると道は大多喜の市街へと丘を駆け下り、大多喜城を背にして東に単線が伸びます。民家や里の山林をかすめ広大な畑へと続き、大地に定規で引いたようなまっすぐな鉄道線が走ります。

     見通しの良い踏切に立ってみました。しばらく使われていない線路には錆が浮かび、一段高い線路から両脇の田畑へとなだらかに繋ぐ土手にも菜の花は見当たりませんが、そこは全球に広がる圧倒的な開放感に充たされていました。

     やわらかな風、小鳥の囀り、立ち上る土の匂い、陽光が隅々まで充たす大地。菜の花も列車も見られなくとも、奥房総の豊かさが五感に浸みてきました。

     線路脇に植わった白梅の老木が満開、静かな時を楽しんでいるようでした。

    さ。

    ※雑感
     いすみ鉄道の「菜の花列車」の菜の花畑は、鉄道会社の方々や近隣の方々が種を撒き育てられているそう、約30年前の1996年からの活動だと聞きます。例年ですと、おおよそ2月中旬ごろから咲き始め3月4月が見頃を迎えます。列車が走るようになることを願うばかり。

    ※いすみ鉄道ホームページ
    https://isumirail.co.jp/
    沿線情報・観光案内
    https://isumirail.co.jp/areainfomenu

    EMIRPs Today(2025-02-17)#2632 菜の花列車を想い

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