おはようございます、さいとうです。
昨夕はヘリコプターがホバリング、住宅地の真上でのこと、あら珍しい。しばらくすると米国大統領が羽田到着の報、そういうことか、空も警備か。
港区界隈の上空を羽田へ向かう旅客機が飛び交うようになり数年になります。時間帯によっては流れ星を見つけるよりも簡単に、ジェット機を見つけることができますから、空はもはや移動をを担う街道になったのだと実感します。
昨日、JR東日本が「ご利用の少ない線区の経営情報(2024年度分)」を開示しました。これは2019年度分から開示されるようになったもので、同社によると「地域の方々に現状をご理解いただくとともに、持続可能な交通体系について建設的な議論をさせていただくため」(引用元※)とされていました。
JR東日本の管区内ですから、東北から関東、甲信越あたりにある路線や区間のことです。故郷であったり旅行したりの馴染みがないと知らないような路線もありますが、一方で中央本線や常磐線のように東京にも続く路線の区間も含まれており、鉄道の地方路線の経営の難しさが露わになっています。
開示対象とされたのは、「平均通過人員が、2024年度実績において2,000人/日未満の線区」で、36路線、71区間が一覧表になっていました。中には一日100人を下回る路線区間が9つもあり、なかなかに厳しい。
参考として「平均通過人員」の1987年度と2024年度の数値も比較表示されていました。1987年は、国鉄が分割民営化によりJRと体制を変えた年です。
数えてみると、今回「利用が少ない(2000人/日)」として開示された71区間のうち、32区間は当時は2000人以上の平均通過人員がありました。中には当時は一日5000人を超える路線もいくつかみられます。劇的に減少している区間には次の場所がみられました。
津軽線(青森~中小国)10,813人→481人
常磐線(いわき~原ノ町)7,029人→1,792人
羽越本線(新津~新発田)6,917人→1,278人
羽越本線(鶴岡~酒田)6,109人→1,762人
※1987年度に「平均通過人員」が6000人/日を越えていた区間
都市部では、上空には旅客機やヘリコプターが飛び交い、地上では電動キックボードが颯爽と駆け抜けて、交通往来が増える一方に感じますが、地方部における交通が計り知れない厳しさに直面していることと改めて愕然とします。
鉄道利用者の問題ばかりか、路線バスは減り、ガソリンスタンドの空白地帯が年々拡大してきており、移動や物流をささえるモビリティ設計を抜本的に見直すべきなのでしょう。
さ。
※引用)JR東日本プレスリリース、2025年10月27日
ご利用の少ない線区の経営情報(2024年度分)の開示について
https://www.jreast.co.jp/press/2025/20251027_ho01.pdf
EMIRPs Today(2025-10-28)#2803 利用の少ない線区を眺めて
