おはようございます、さいとうです。
腕をぐんっと伸ばし、丸々と笑みをくっつけて自撮りしているカップル。ぐるぐると円を描く兄を、ぎこちないスキップで追いかける幼い女の子。
週末に桜が満開となった多摩川堤は喜色で溢れていました。
多摩川は上流から下流まで桜並木が多く整備されています。その中でも、国道1号線から少し遡ったガス橋界隈の左岸は、中でも立派な桜が並び、毎年花見で賑わっています。今年も散走ついでに、花を愛でに行ってみました。
広い河川敷や芝生の整った公園に行けばテントやタープを張ってデイキャンプ風に楽しむ花見が見られ、市街地近くではキッチンカーが出っ張てきたり、デリバリーが届いたりもする時代ですが、このあたりは生粋のお花見宴。
レジャーシートで確保された陣地には、お弁当やおにぎり、総菜が入った重箱などが広げられ、ビールやハイボール、日本酒、ワイン、子どもにはジュースを持ち込む。耳が割れるような激しい音楽が流れるわけでもなく、前後左右に煙たがられるようなどんちゃん騒ぎもみられず、家族や仲間、友人たちが集まり、食べて飲んで、わいわいがやがやとおしゃべりしていてるのです。
普段から、広い川幅越しに丹沢山塊や富士山をも望むことができ、心のチリややゴミを洗い流してくれる癒しの堤防であることは間違いないのですが、この時季は、さらにサクラが彩りを添えてくれて、漲る活力を分けくれるよう。
宴の中休みか日頃の疲れで弛んできたんか、顔に日除けのシャツを掛けてごろりと昼寝を決め込んでいる中年男性、よちよちとレジャーシートから脱走を試みる幼子を引っ張りよせる若い母、少し離れた場所でチェアリング、分厚い本を広げて読書を楽しんでいる青年、車いすに乗った老婆はゆっくりと推してもらいながら、花の盛りや枝ぶりをひとつひとつ見上げていました。
先日、中目黒の桜の名所で滞留禁止の垂れ幕が登場したと話題になっていましたが一時期に200万人超が集まるのですから、ある種のオーバーツーリズムなのでしょう。桜の名所や全国に数知れずあり、その集客力は少なからず観光資源として活用されていて、経済効果も大きい。
ただ、地域の人が普段着で楽しむお花見、は良いものだと思いました。
さ。
EMIRPs Today(2026-03-30)#2901 普段着のお花見
