おはようございます、さいとうです。
知人から自分で焙煎したというコーヒー豆をいただきました。いつも通りに湯を沸かしドリップで淹れる、香りの広がりは別格でした。
週末の散走は、毎年この厳冬期に楽しみにしている新横浜の近く西方寺にあるロウバイを観に行きました。草花樹木の気ままな定点観測先のひとつ。
風が吹く前には着きたいから早めに出かけたのですが、新羽駅から近づいていくにつれて参道に向かい集まる人たちがちらほら目につきはじめました、駐車場もすでにそこそこ埋まっていました。
今年の咲き具合はどうだろう。神奈川県の松田や群馬県の安中に行けば広大な敷地に何千本も植樹された花園があり、そういう場所で甘い香りに包まれるのもよいだろうと思うのですが、西方寺のように大きな老木が境内を香りで満たす様子は、所作の美しさを感じて好みなのです。
二十段ほどの石階段を上がるとそこはもう境内です。木の周りにはカメラやスマホを構えた先客が貼りつき、庭を挟んだ長椅子では和菓子屋の出店で買い求めた甘味を頬張りながら鑑賞していました。まだ五分咲きくらい、来週あたりに満開になりそうだ、いや、何かが足りない。そう甘い芳香が感じられない。
庭先にコーヒーを供するキッチンカー、あれだ。境内のどこにいてもコーヒーの香りが勝ってしまっていたのでした。大のコーヒー好きですから毛嫌いすることはないのですが、せっかくのロウバイが放つ優しい香さを聞くことができないのは残念ですが、コーヒーで甘いお菓子を食べながら鑑賞したいとの気持ちもわからないではない。
料理屋では強い香りの香水はお化粧は控えましょう、そんなフレーズを思い出しながら定点観測の記録写真を撮り、早々に踵を返しました。
駐車場の脇に植えられた小さなロウバイのは日当たりが良いのでしょう、すでに満開でした。木のそばに歩を寄せて、花が密集するあたりに顔を近づけて香りを胸いっぱいに吸い込みました。
ああ今年もロウバイを楽しむことができました。
さ。
※雑感
そうそうロウバイの甘い香りはこれだうっとり、目を閉じて聞いていました。「あちこち回られるのですか」、ふと声をかけられました。目を開くと、左隣に小柄な婦人がこちらを見ていました。この人もロウバイ好きなのかと思い、「ええ」と答えたのですが、彼女は「私も乗るのです」と続けたのです。ああ、自転車のことか。でも、どう見ても母くらいの年齢に見えました。
「80歳の記念に自転車をオーダーして作ったのですよ」と嬉しそうに語り始めました。「7kgなの」「それは軽いですね」「買物はマウンテンバイクなの」「ほお」「遠くに行くときは細いタイヤの方がいいのよ」これは相当に乗り込んでいらっしゃるよう。「3年ほど仕舞ってあってね、また乗りたいわ」と。と言うことは、すでに85歳前後か。すばらしい。自分も20年後に、自分の体格や運動量に見合った自転車をオーダーしたいものだ。やる気をもらいました。
ロウバイがもたらしてくれた一期一会。
EMIRPs Today(2026-01-26)#2859 ロウバイの企み
