おはようございます、さいとうです。
「まずは、ざっくばらんに話をしましょう」と連絡をいれました。ここでふと、「ざっくばらん」という言葉が引っかかりました。
「ざっくばらん」の語音はまるで外来語のようですが、平仮名で記載するくらいですから日本発祥です。由来は諸説ありますが「ざっくり」と「ばらり」という擬態語をふたつ連ねた合成語の一種であるとするのが一般的です。
「ざっくり」は大きく開いたり切ったりする場合や大雑把やおおよそであることを表すときに使う擬態語で、ここでは心を大きく開く様子を指しています、「ばらり」は中身がこぼれて露わになる様子を表す擬態語ですから、思いや考えをすっかり晒してみせるという意味となるわけです。
この「ざっくばらん」は擬態語や擬音語を多用する日本語の言語文化に根付く共通感覚が生み出した便利な言葉に違いないのですが、擬態語ゆえ少し砕けた表現だと思える場面や日常言葉が異なる世代が混在する会話の中では別の言い方へ置き換えてみるのですがピンとくるものが思い浮かんでこないのです。
「忌憚なく」では堅苦しくなってしまいますし、「胸襟を開いて」では堅い上に「ざっくり」の意味に偏り、そもそもTシャツ世代は「胸襟」という言葉が縁遠いでしょう、「単刀直入に」では勢いや潔さは表せても内に秘めた思いが顕わになるようにも思えず、「遠慮なく」や「あけっぴろげて」も発出を促しすことが主で意味の重みづけが違うよう。
英語では、franklyが近いニュアンスを持ちビジネスシーンでは「フランクに」と言うこともありますが、個人的には「率直に」や「遠慮なく」に主眼があるように感じて、心の内を赤裸々に見せるか否かは別のことだと感じます。
やはり「ざっくばらんに」が的確適当で、つい言いたくなってしまうのです。
言葉を短くしたり、ローマ字表記のイニシャルで略して表す世代にとっては、「ざっくばらん」だなんて、まどろこしくて文語のように写るでしょうから、ざっくばらんに言葉の魅力を伝えたいものです。ああ、循環してしまった。
さ。
EMIRPs Today(2026-01-22)#2857 ざっくばらんに
