おはようございます、さいとうです。
駅ホームに人が溢れかえっていました、電車接続が疎らなダイヤの落とし穴。11月はテレワーク月間だそうですが、人流は日に日に増えていると感じます。
テレワークが悪いとは思っていません、むしろ、好む方だと思うのです。
この言葉がもてはやされる以前のこと、まだ会社員をしていた頃から、書斎で机に張りついて没頭する時間を大切にしていましたし、ノートとペン、資料や本だけを携えてカフェの片隅で考えを巡らせることもしばしばでした。
集中した密度の濃い時間と、息をふっと抜くときの緩急の繰り返しが思考空間をゆらりと揺らしてくれることでひらめきを誘うことも多くありますから、特に構想を練ったり企てをまとめたりする仕事の場合には、好んで「周りの人や業務に紛れない集中する仕事の時間」を作るようにしてきました。
きっかけはどうであれ「テレワーク」という言葉が広く使われるようになり、移動時間は減るし、集中する時間が増えるのかと思ったのですが、んん。
オンライン会議システムの発達で隙間の無駄や移動時間が減り、業務フローや進行管理が効率的になった一方で、画面越しの討議では対面の討議や同じ空間で業務する熱量や活力の伝播には到底及ばないとじれったく感じることも多々ある上に、集中する時間の確保にさほど拡大効果もないように思うのです。
はたらくスタイルは大切だとつくづく思うのでした。
先般、まだ首相になる前にあった高市氏が総裁就任後に語り話題になった言葉「ワーク・ライフ・バランス」や、大手不動産の三菱地所が11月で事業撤退を公表している「ワーケーション」、そして「テレワーク」。
近年に生まれた「はたらく」を語る片仮名の新語は、耳障りがよい語音と積極的な導入機運で一気に広まりました。ただ言葉がスタイリッシュでも実態は先に進んでいますし、日本社会が直面する課題への適合には熟考が要りそう。
現代日本は、「はたらく」の語り方を見直す時期にあるのかもしれなません。
さ。
※雑感
AIの活用場面が増えることは間違いない。だからこそ、「はたらく」をこれまでの業務や仕事観、生活スタイルで考えていては見誤るのだと思うのです。人が担う仕事の中では、「集って何かに取り組む」「向き合って語る」ことを大切にすべきだと感じますし、人ならではのクリエイティブ・ワークを活かすためには「一人で集中する時間」を確保することも大切です。
EMIRPs Today(2025-11-06)#2809 「はたらく」の語り方
