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眩しいね、眩しいね

おはようございます、さいとうです。

 仕入先から届いた令和7年産のお米の一覧、今期の豊穣が並びました。

 トーストを焼いているころ、東の空が徐々にオレンジ色に染まってきました。すっかり冬の朝焼けのよう。今日は雨が降ると天気予報で流れていたのが気になります。西の空はもう曇り始めているのだろうか。窓越しに覗き込んでみると雲が赤く焼けていました。東も西も空が赤い。

 支度を整えて玄関で靴ひもを縛っているとき、外から「眩しいね、眩しいね」と聞こえてきました。だんだんと近づいてきます。

 自宅の玄関扉は硝子なので、朝、出勤時に家の前を通る人が姿見代わりに全身を映して身だしなみの点検をしていく場面が良くあるので、家の前でくつ音がスローダウンしたり、話し声が聞こえて来るときは、家から出る前に一呼吸をおくようになりました。まだ「眩しいね」は少し遠くから聞こえたようなので間がありそう、先に出てしまおう。扉をそろり開けました。

 ゴールデンレトリバーを連れたご婦人が、西の方から歩いてきました。朝陽の向きが道の向きとぴったりと揃い、低く真正面から射しこんでくるものですら、婦人は瞳を横一文字に細めています、となりに寄り添い歩くゴールデンレトリバーは白銀の獅子のように輝いていました。

 「眩しいね、眩しいね」
 まるで運動会の行進で、いち、に、いち、に、と掛け声を刻んでいるように、ご婦人がとなりの犬に話しかけていました。

 「おはようございます、眩しいですね」、ご婦人と犬にあいさつしました。
 「おはようございます、眩しいね、眩しいね」、犬はさらに寄ってきました。

 もう老犬なのだろうか、毛が白っぽくなっていたので朝陽を浴びて白銀色にみえたのでした、鼻先を持ち上げて穏やかな表情でこちらを見つめます。

 ああ犬が微笑んでいる。いいことがありそうだ。

さ。

EMIRPs Today(2025-10-31)#2806 眩しいね、眩しいね

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