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アメリカディゴ

おはようございます、さいとうです。

 週末の街ではキャリーバッグを転がす人をたくさん見かけました、秋の連休。飛び石連休の微妙な中日ですが、20度足らずの涼しさに邪念は払われました。

 馴染みの公園で見かけた赤い花。背丈の二倍くらいの樹高の青々とした木に、ハイビスカスのような真っ赤な花が房をつくり、いくつも咲いていました。画像検索したら、アメリカディゴと出てきました。

 近似種にはサンゴシトウがありますが葉の形や花の咲き姿が微妙に異なるようです。見かけたのは、蝶のように開いた花の形をしていたのでアメリカディゴで間違いない。サンゴシトウは唐辛子のように閉じた長細い花。

 アメリカディゴは、南アメリカ原産とされるマメ科ディゴ属の落葉樹で、6月から10月頃まで花を咲かせる植物。季節を問わずしばしば訪れる公園ですから、これまでもこの場で目にしていたかもしれません。

 日本へは明治時代に持ち込まれ街路樹や公園、庭木などに利用されていますメキシコではサラダにしたり煮たりして食用にされるというエディブルフラワーの一種だと知り、そうだ日本でも桜の花を食べるからと連想しました。

 異国で食用にされている花が輸入されたことを知りさらに想像は膨らみます。かつてはアメリカザリガニやブラックバス、ジャンボタニシなども食用を企んで輸入されたことが思い出されますし、野菜類の外来種ではセロリ、レタス、キャベツ、ジャガイモなど枚挙に暇がないことを改めて考えるのです。

 特定外来種の繁殖は、元来の地域に根付いた生態系を崩すため注意深く取り扱うことが常識になりました。なにも、動物ばかりでなく、身近に育つ植物の中にも外来種は数多くあります。食用でもたらされたものが、その当初の企みが叶わず、生態系に広まるメカニズムは膨張する人類のエゴかもしれません。

 さて、真っ赤な花に近寄って、じっくりと観察してみました。桜や梅のような典型的な数枚の花びらで整う花でもなければ、菊や秋桜のように細い花びらが折り重なって綺麗な円を描く花の形でもない。大きな花弁を広げその上に黄色いしべと筒状の花弁、まさに蝶のような美しさです。

 アメリカディゴは、南米では「セイボ」と呼ばれ、ウルグアイの国花だそう。真っ赤で優美、ふと房が風でゆれました。動き出したようでした。

さ。

EMIRPs Today(2025-09-22)#2779 アメリカディゴ

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