おはようございます、さいとうです。
週末の早朝、多摩川にて鳥たちが長い隊列を組んで上流へと飛んでいました。凪いだ川面にも、Vの字が反転して映っていました。
全体に黒っぽい姿で両翼を広げて飛ぶ様子は小鳥とは呼べない大きさがありました。真夏、お盆の時期にこの界隈で隊列飛ぶのは何という種類の鳥だろう。雁(がん、かり)の一種だと思うのですが、気になります。
草花や樹木ならば、スマホで写真を撮って画像検索すると、たちどころに名前を知ることができますが、空に舞う鳥たちですから撮影するのも難儀なもの。こんなにもしっかりと見えているのに、ほら、あの隊列を組んでとる鳥としか言えないことが、なんとももどかしい。
ただ、その時は都合よくも鳥たちと同じ方向に走っていました。
そうだ、川に沿う道を同じような速度で進むのですから、眺めて観察して記憶できるだろうと思いついたのも束の間、みるみるうちに離されていきました。自転車の速度が遅いわけではないのですが、あっという間に彼らは遥か先に飛んでいき、ひとつ上流の橋のあたりまで辿りついていました。
帰宅して早速、調べてみました。昔から多摩川にはたくさんの雁が遊んでいるそう。世田谷区喜多見にある「雁追橋(がんおいばし)」という小さな橋の名にも親しみが残されている。ところがここまででお手上げ。そもそも雁というのはカモよりも大きく白鳥より小さいカモ科の水鳥の総称で特定の種を表すわけではない。見かけた鳥の種類をどうやって絞り込めば良いのかわからない。
矢じりのような態勢で気流を整え滑るように空を進む姿も、水面に映りこんだ鏡の隊列も、目にしっかりと焼き付いていて鮮明に思い浮かぶのに、その鳥が何かを知ることができないことに消化不良を感じてしまうことに苦笑します。
検索であれAIであれスマホひとつあれば即座に「知る」ことができる現代的便利さとそれゆえの探求への横着に慣れ切ってしまったからかもしれません。
たまたま出会った光景は見送るしかなかったのに、清々しさが残りました。知識や先入観ではなく、美しいと感じられたことが良かったようでした。
さ。
※雑感
鳥の種類にもよるようですが、雁の飛行速度は時速60キロほどになるそう。なるほど、ロードバイクで時速30数キロで巡行していても遠く引き離されるわけです。その速度で隊列を組むですから鳥たちのの能力はすごいもの。雁には及ばないですが、この季節ですと、トンボたちがロードバイクと同じくらいの速度で飛んでいることはあります。すぐ近くで同じ方向で向いたときはトンボの胴体の様子も見えるほど。遊覧船を追いかけるカモメの姿が良く見えるのと似ています。
EMIRPs Today(2025-08-18)#2755 多摩川の雁を知りたい
