「それエイキュウケツバンやで」と友だちの言う意味がわかりませんでした。野球を良く知らない、小学校に入りたてのころだったと思います。
ケツってビリッケツのケツ、お尻のこと、なんて呑気な想像をしていました。友だちから、それがプロ野球で選手が背負う番号のことだと知り、エイキュウケツバンになるとその番号が使われないのだと教えてもらいました。
その当時、えいきゅう(=永久)と言う言葉がマイブームになっていました。何しろ、永久機関というずっと動き続ける仕組みを考えだしたら、大発明だと祖父から教えてもらっていたので、永久はとても特別な存在だったのです。
漢字で「永久欠番」と書くと知ったのは後のことです。永久というフレーズにその決めごとに対する意思の強さを感じましした。ただ、「欠番」という言い回しが引っかかりました、そぐわないように思ったのです。
教えってもらった永久欠番は、プロ野球で偉業を成しとげた選手が付けていた番号をその球団が敬意を表して他の選手に使わないようにすることとだと覚えていたのです。その素晴らしい業績を上げた良いことに対して「欠ける」という悪い方向の言葉を当てていることに違和感を感じたのでした。
大して多くの言葉を知らない頃でしたが、「永久背番」とか「永久特番」とか別の言い方があるのではと思ったのでした。
長嶋茂雄氏の引退試合は10歳でした。小学校の教室のテレビで中継を見た記憶があります。教室設置のテレビは授業の時にしか視ることは許されていませんでしたが、あの日は先生も黙って見過ごしてくれました。
偉大な昭和がまたひとつ歴史になったよう、心よりご冥福をお祈りします。
さ。
※雑感
永久欠番は、英語では、permanently retired numberというそう。retireには「欠ける」というニュアンスはないでしょうから、日本語に訳するときに、誰にも配番しない背番号という意味で欠番としたのかもしれません。
先日も、マリナーズがイチロー選手がつけてた背番号51を、ランディ・ジョンソン氏とともにダブル永久欠番とすると報じられていました。
偉大な業績をあげた選手のretireに関連して決められる背番号の取扱いのことなのであり、番号が欠けることが主旨ではないのだとあらためて思いました。
EMIRPs Today(2025-06-04)#2704 永久欠番
