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月: 2025年5月

  • 香取と鹿島の社

    香取と鹿島の社

     利根川の下流には、川を挟んで南と北に大きな神社が鎮座しています。その香取神宮と鹿島神宮が気になっていました。

     川を挟んでと表すと対岸にあるように聞こえますが、あくまで地図でみた時の印象です。香取神宮は千葉県香取市にあり、鹿島神宮は茨城県鹿嶋市ですから直線距離でも潮来を超えて十数キロは離れています。大きな川の河口域らしく支流や浦をつなぐ運河もあり、往来には道を回り込む必要があります。

     神社に関心が強いわけでもなく、その神社が旧社格ではどうあったとか、同名を掲げ全国に点在する神社の総本社であるとかと知った上でも、その位置づけや意味を正確な理解には到底およばいものの格式ある神社を訪れるのは好きです。古社ならではの参道や杜の木々に心が落ち着くのです。

     東京から向かうと、水郷で有名な佐原を過ぎたらほどなく香取神宮です。ふと右腕にテントウムシが止まりました、七星でした。腕を振っても、風に吹かれても落ちることなくウエアの生地をしっかりと掴んで踏ん張っています。お迎えに来てくれたのだろう、一緒に神社に向かいました。

     連休だからなのか観光客がひっきりなし、駐車場には自家用車が溢れており、道筋には団子屋や縁日にるような屋台が並び賑わっていました。なだらかな坂になっている参道は思いの外に広く、見上げてみてもてっぺんが判然としない巨木に囲われてホールのような空間を作っていました。

     杜はあたりの喧騒を打ち消すとともに、雑念や戯言を余すことなく吸いあげてくれる効果をもたらし、幾重もの新緑を透かして落ちてくる白銀がかった薄緑の陽光が優しく行く手を照らしてくれました。

     ああ、この様子、自然の山の木々の中とも、集落近くの里山とも異なります。長い時間にわたり人の手が入り大切に守られてきた木々や場がもつ特有の穏やかさと懐の深さを感じました。

    さ。

    ※雑感
     香取から鹿嶋に向かう道筋には古墳群がありました。いかにもポッコリと盛りあがり、前方後円墳特有のシルエットを見て取ることができました。
     鹿島神宮は鹿嶋の高台に鎮座していました。海にも近いため、杜も風が強いのだろうと思っていたのですが、どういう加減か無風に近い穏やかさ、手前にある台地の崖が上手に風を往なしているようでした。香取神宮も、鹿島神宮も、駐車場にクルマが並び、本殿には参拝者が列をなしていました。観光名所なのでしょう。他県ナンバーが多かったよう。
     このニ社と息栖神社を合わせた三社で東国三社と呼びます。直角二等辺三角形を為すように鎮座していることで知られています。機会を観て三角形を結んでみたいものです。

    EMIRPs Today(2025-05-07)#2684 香取と鹿島の社

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