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クラブマーケティングが未来を創る

月: 2025年5月

  • ブラシが生る

    ブラシが生る

     昨朝は犬が散歩する姿に頬が緩み、今朝は走る人をたくさ見かけました。暑くもなく寒くもない初夏の温度や湿度が、朝活を後押ししている。

     スラックスに革靴、アイロンの利いたワイシャツをきっちり着こんだ紳士が、道路の脇で膝を曲げて腰を落としスマホを構えていました。手前に繁る植え込みのせいで手の先までは見えません、何を撮影しているのだろう。

     赤い色がちらりとみえました、季節柄バラだろうか、さらに近づいていくとそ
    こには、ブラシの木が真っ赤な花をつけていました。あのコップを洗う時に用いる円筒形に毛が生えたカップブラシそっくりの形をした常緑花木です。

     ブラシとは何かを伝えようとした時に、種類も多く意外と難しいことがわかります。デッキブラシやシューズブラシのように掃除に使うものもあれば、絵画やペンキ塗りで用いる刷毛(はけ)もあり、毎日使うものでは歯を磨く歯ブラシや髪の毛を整えるヘアブラシまでもあります。

     概ね、木や樹脂などで作られた土台に毛髪や線状の材料を束ねた状態で固定して擦ったり払ったりする道具の総称、というところでしょうか。塵や埃を掃く目的に特化している場合は箒と呼びますから、用途にかかわらずその形状で括られる道具やモノの名前なのだろうと思われます。

     ブラシの語源を調べていくと、低木の小枝を切り取ったものと説明されているものを見かけました、それを埃などを払うように使われたということのよう。なるほど、そこから派生したのかと腑に落ちました。

     それにしても立派なブラシの木のシンボルツリー、真っ赤なブラシがたわわに生っています。花だから生ると表すのは本来は的外れですが、ボリュームのある円筒状のブラシの花は咲くよりも生るの方が似合います。

    さ。

    ※雑感
     ブラシは現代人にとっては「歯ブラシ」を頻繁に浸かうので馴染みのある言葉の一つだと思うのです。台に毛がついたあの形状の総称。
     子どもの頃に、祖父がなにやらごそごそ作業をしている様子を見ていました。モーターを分解しているよう、洗濯機のものだったと思います。何をしているのかを尋ねたら、ブラシを換えていると教えてくれました。頭の中に浮かんだのは歯ブラシです。ところが取り出されたものは磁石のような黒い塊でした。モーターの回転体に当てられるカーボンブラシだったのでしょう。なぜ、毛がないのにブラシと呼ぶのかと不思議に思った出来事でした。

    EMIRPs Today(2025-05-16)#2691 ブラシが生る

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