先日、友人から朝顔の種をもらいました、和種の團十郎。前回は開花はしたものの採種には至らず、あらためての挑戦です。
手のひらほどの紙袋に入った種は、たっぷりと数十粒は数えました。これだけあれば朝顔らしく育てられるだろう。初心に返り、朝顔の育て方を調べてみました。気温が25度を越えると撒き時とありました。ちょうど良さそうです。
種を観察します、粒により大きさはさまざま、3ミリ足らずの小粒から5ミリを越える巨漢まで、形も綺麗な三日月、歪な団子などなど「種」の多様性社会が垣間見れます。種苗会社の品ではなく家庭で採れられたものの証しでしょう。
発芽は、一般的に年を経た種よりも直近の年に採れたものの方が確率が高いと言われています。いただいたものは昨夏に採種されたものですから望みがもてます。まずは育成種の選抜です。20粒ほどを候補にしました。
さらに、発芽率をあげるために二つのことをすればよいと知りました。
一つ目は種の背中側に傷をつけて殻を破りやすくすること。植物の種は何年も成長情報を保持できるタイムカプセルですから、殻は多少のことで潰れてしままわないように頑丈です。ゆで卵を剥き始める際に入れる割りと同様に、傷をつけたり薄く削ったりするのです。工作は得意技、やすりで削りました。
もう一つの手立ては、土に埋める前に種を浸水してあげること、発芽を促す。気温が上がり水を吸うことで種は目覚めるわけですが、吸水することで発芽率が上がるそう。平皿にキッチンペーパーを敷き水をひたひたに、そこに種たちを適当な間隔で並べて置きました。数日もすれば、発芽するでしょう。
翌朝、種がふやけて倍くらいの大きさになっていました。黒豆や白花豆を炊く際に、乾物の豆を水に浸したときと同様です。これはいけそうです。
翌々朝、皿の中で何やら白いものが見えました、いくつかの種から根が殻を破って出てきていました。四、五日はかかるだろうとの予想は外れて、急成長です。急いで植木鉢を用意しました。
さ。
※雑感
團十郎朝顔の由来を調べてみると、様々な説が出てきます。朝顔は品種の多い植物のひとつで、1600種ほどあると言われています。團十郎朝顔は、海老茶色や柿茶色など茶系統の色の花を咲かせる朝顔の品種名だそう、朝顔もなかなか奥が深いようです。
友人が何年も育てている團十郎朝顔は、しっとりとした海老茶色の花を咲かせる品種で、夏の暑いさなかに和の風情を感じさせてくれる、浴衣や風鈴の音、打ち水、うちわの風、蚊取り線香の匂いなどと似合うと感じます。
大きくなれよ、今朝も水をあげながら語りかけました。
EMIRPs Today(2025-05-20)#2693 團十郎朝顔
