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電子処方箋をアニメが推す

 スーパーやコンビニに行くとアニメとのコラボ商品がいくつも見つかります。作品自体を知らなくとも、アニメキャラで包まれていると目立つものです。

 昨日6日、厚生労働省はTVアニメ「薬屋のひとりごと」とタイアップしますと発表しました。同作品は大陸のとある宮中を舞台にした元薬屋の下女が難題を解決し活躍するミステリー、シリーズ物のコミックは累計3800万部を越える大人気、今回はそのTVアニメ版とのタイアップのようです。

 同省がこの作品を担ぐというのが興味深い、「薬屋」ですから管掌は厚生労働省ということで間違いないのでしょうが、主人公は名前を猫猫(マオマオ)という少女で、妃や宦官、下女、後宮など古の中国を想起させる設定ですから。

 同発表によるとタイアップでは【「電子処方箋」の普及を図るため、普及啓発リーフレット等を作成】とうたっており、その意図を次のように説明します。

 「電子処方箋」は、処方箋を電子化することで、医療機関・薬局をまたいで、医師や歯科医師、薬剤師が、患者さんが服用している薬の情報を確認でき、患者さんへのより安心安全な処方・調剤を手助けする仕組みです。
(中略)厚生労働省は、今回の取り組みを通して、多くの方が「電子処方箋」について知り、利用するきっかけとなることを期待しています。
出所)厚生労働省、プレスリリース

 ポスターには「処方箋の新省、開幕」「電子商法線で紡ぐ、これからの医療」
とのキャッチフレーズとともに、主人公の猫猫と宦官の姿がどーんと描かれていました。「薬屋のひとりごと x 厚生労働省」と大書されています。

 同アニメが電子処方箋を担いでくれているのか、厚生労働省が同アニメを担いでいるのか、立ち位置が微妙に交錯した仕立てに思わず唸ってしまいました。

 まあ、マイナンバーカード保険証でも様々な意見が騒がしいのですから、電子処方箋という消費者から見え難い領域でのデジタル化の啓蒙には、これくらいの思い切ったタイアップ・プロモーションが必要なのかもしれません。

 何はともあれ、「薬屋のひとりごと」は大人気を誇るだけあり、中々面白い。

 電子処方箋の啓蒙やマイナンバーカード保険証の普及促進に、聡明な元薬屋の猫猫(まおまお)ならどのような手を打つのだろうか。「薬屋のひとりごと」のように、この仕組みは大人気だと言えるようにならないものか。

 ああ、すでに頭の中が交錯している。

さ。

※上記はプレスリリースを参考にし、引用しました。

※厚生労働省 プレスリリース/2025.03.06
TVアニメ『薬屋のひとりごと』とタイアップします
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/newpage_001_006.html

EMIRPs Today(2025-03-07)#2645 電子処方箋をアニメが推す

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