EMIRPs Today(2022-04-18)#1946 ハナミズキの坂道

おはようございます、さいとうです。

白金台から清正公へと続く坂の両脇に、ハナミズキが満開になりました。

この目黒通の東端にある坂は、日吉坂(ひよしざか)と言います。桜田通から目黒通に入ると、ホテルを左手に見ながらいきなり爪先があがる坂です。

関東で括った地図で眺めると東京は平野の真ん中に描かれることが多いので、平坦な地形を想起しがちですが、都内で車を走らせたり、歩いてみると意外と坂が多いことがわかります。中でも東京都港区は坂が多い町です。

港区によると、区内に坂は100以上あるといい、名前の付けられた坂だけでも89坂もあるそうです。実際、近所を歩いてみると、坂道の近く坂名が書かれた標識をよく見かけます。白金高輪の駅の近くだけでも、名光坂、魚籃坂、伊皿子坂、三光坂、天神坂、桑原坂そして日吉坂とぞろぞろと坂が見つかります。

坂の名称は、地形や景観にちなんだ長い坂の永坂、富士山を見る新富士見坂、海を望んだ潮見坂、一里塚の木があったと言われる榎坂や、そこ住んでいた人や建物に由来すものもあります。

アスファルトで土を覆いつくした道路、スタイリッシュで見上げる建物たちでお化粧された現代の街は美しいものだと思いますが、その下に隠された地形や歴史は忘れがち。

そんな時に坂の名前を追いかけていくだけでも、その土地の古の様子がわかってきて面白いものです。

さ。

※雑感
日吉坂は、能役者日吉喜兵衛が近くに住んでいたといわれると同時に、ひよせ、ひとせ、ひとみなどと書く説もあると言います。朝のひととき、日吉坂のハナミズキには朝陽が斜めに射します。白い花びら、薄緑の新葉を透かして輝き、道の両脇をライトアップします。坂道は平地とは異なる光の加減で、街に表情作ってくれるので好きです。
最近、港区の坂は、乃木坂46、欅坂46、日向坂46の聖地と呼ばれる坂もあり、坂に注目が集まるなら悪くはないと思うのです。

※港区ホームページ
「89」/統計から見る港区 Vol.10
https://www.city.minato.tokyo.jp/kouhou/kuse/koho/toukei/toukei10.html
「坂図鑑」/キッズスクエア/まちなみ探索
https://www.city.minato.tokyo.jp/kyouikucenter/kodomo/kids/machinami/saka/index.html

EMIRPs Today(2022-04-06)#1938 マイナンバーの近景遠景

おはようございます、さいとうです。

所用で、区の証明書が必要になりました。住民票や印鑑証明の類、あれです。最近は、マイナンバーカードさえあればコンビニで取得発行できるので便利。

区の総合庁舎や出張所の窓口まで足を運ぶ必要がなくなったことは時間面での合理性をもたらすだけでなく、手続きが非対面で完結するので、窓口にて申請して書類の発行や受取を待つ煩わしさから開放してくれました。

ところで、マイナンバーカードをもっと活用できないのだろうか。同カードを大事なものが仕舞ってある保管庫から引っ張り出すのは、せいぜい、証明書が必要なときくらいのものです。運転免許証や健康保険証よりも、頻度が低い。

一昨日、デジタル庁が3月17日に開催した「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ(第3回)」議事録を公開しました。

昨年12月に閣議決定された「デジタル社会の実現に向けた重点計画」のもと、国民に対する行政サービスのデジタル化として「マイナンバー制度の利活用の推進」が謳われています。生活者が直に接点をもつ必要のある行政サービスにマイナンバーの活用を拡大しようとのことでしょう。

議事を読み進むと、すでに具体的に次のような打ち出しがなされています。
(1)スマートフォンを用いて60秒で手続完結
(2)7日間で行政サービス立ち上げ
(3)民間並みのコスト
出所)デジタル庁、「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル
基盤抜本改善ワーキンググループ(第3回)」議事録

そうか、新しい制度の窓口開設を待つことも一週間程度になり、マイナンバーカードを引っ張り出してこなくとも、スマホだけで一分程度の手続きで済む。つまりは、新店開業時のキャッシュレス決済の導入や活用と同程度でしょう。

マイナンバーを活用する機会は増えてきそうだ。

さて、いまや、電話を架ける際にも電話「番号」を意識しなくなりました。マイナンバー普及も、「ナンバー」を考えなくなることが鍵だろうな。

さ。

※雑感
コンビニの行政サービス、証明書発行機は、コピーなどにも使う複合機が使われていますので、発行までのしばらくの待ち時間は複合機の前でじっと立っていることになります。待っている間、いつも同じ間違い探しの画面が現れて、その仕組みに昭和っぽさを感じます。
そもそも「証明書」を紙で発行すること自体、なくしてもいいように思う。

※デジタル庁ホームページ
「マイナンバー制度及び国と地方のデジタル基盤抜本改善ワーキンググループ
(第3回)」の議事録/令和4年3月17日
https://www.digital.go.jp/councils/Pwml-5Z0/

EMIRPs Today(2022-04-04)#1936 海軍道路の桜並木

おはようございます、さいとうです。

今日は、西暦で読んだら、2と4の数字の行進で楽しそう。
さらに、和暦で読んだら、令和4年4月4日。とっても、偶数な日です。

同じものが並ぶ様子は、人を魅了する要素の一つなのでしょうね。何も数字や文字ばかりではなく、山が連なっていても波が順々と続いていてもそうです。今なら、満開を迎えた桜並木にも、繰り返し並ぶ心地よさを感じます。

横浜の瀬谷にある桜並木を見に行ってきました。

瀬谷の駅から真っすぐに北に向かって「海軍道路」と呼ばれるなんとも物々しい名前の道が通っています。このあたりは、1940年(昭和15年)に日本海軍の「横須賀海軍資材集結所」が建設され、後に米軍が接収し「上瀬谷通信施設」となりました。大きな敷地が広っぱのようになっており、その真ん中を南北に、約3キロの道が通っています。

この道路の両脇に、桜が植えられているのです。まるで欅並木のような背の高い大きな桜が真っすぐに延々と続くのです。現在は横浜市に管理されているこの道路は拡張などの検討され、桜が伐採されるかもしれないと耳にしました。

以前、横浜に住んでいたころに、何度も観に行った桜並木がなくなるかもしれないと知るとなんとも寂しい。桜花の並木は年に一回に限られるので、少しせっかちかもしれないとは思いつつ見納めにと出かけたのでした。

国道246号を西に向かい、青葉台を経由して十日市場の小さな丘をいくつか抜けると、いきなり空が広がりました。大きく左にまがると、桜並木が見えてきました。桜のトンネルを潜ろうと上りも下りも車が連なっていました。

少し傾いだ午後の太陽が、桜花を透かして浮かび上がらせていました。

さ。

※雑感
淡々と並ぶ様子は、ずっと未来へ向かって続くようで安心感に通じるのだと思うのです。整った様子や繰り返す状態に、知らず知らずのうちに先を読んでいるのかもしれません。混沌とした状況は、一旦、似たものを並べてみると整理がつく。

※横浜市ホームページ
(瀬谷区)海軍道路の概要について
https://www.city.yokohama.lg.jp/faq/kukyoku/seya/seya-kusei/20211101162424356.html
海軍道路の桜並木の検討状況について/最終更新日 2022年3月29日
https://www.city.yokohama.lg.jp/kurashi/machizukuri-kankyo/toshiseibi/jokyo/sonota/kamiseya/default20210315.html



EMIRPs Today(2022-03-31)#1913-1934 2022年03月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

機嫌よくペダルを回している時に、突然、ぷすっと音がしました。空の紙パックでも踏んだのか。いや、しゅしゅしゅうと盛大に響きます。

パンクです。

覚えを越えた勢いでタイヤが緩んできました。釘踏みではないようです。空気が抜け切る前にと急いで、慎重に自転車をとめて路肩に寄せました。

往来のない場所はときょろきょろ、小学校の脇にちょうど良い広さを見つけて移動し、早速、自転車をひっくり返してパンク修理の開始です。

タイヤをぐるっと確認すると、前輪の左側に5ミリほどの裂け目を発見しました。いわゆるサイドカットという類でした。ゴムだけでなく中のコードまできれいに切れていました。ガラス片でもあったのでしょう。

何はともあれタイヤをホイールから外しました。裂け目はタイヤの内側まで達していて、引っ張り出したチューブもタイヤ外側とほぼ同じ長さに切れていました。チューブは予備の新しいものに交換し、タイヤ内面に応急処置を施して、ホイールに組み戻す。しゅこしゅこと携帯ポンプで空気を入れて約10分、まずまず。

今日は大人しくした方が良いようだ。天からの知らせでしょう。近くのポタリングに予定を変更して、ゆるりサドルにまたがりました。

思わぬ場所に、満開の桜をみつけました。
ペダルが軽くなりました。

さ。

2022.03.01 1913 どこまで繋がるのだろう
2022.03.02 1914 河津桜
2022.03.03 1915 通行時の料金理解
2022.03.04 1916 犬も猫も識別チップ

2022.03.07 1917 うららかな引き潮あとさき
2022.03.08 1918 小鳥はどこへ、カラスは
2022.03.09 1919 ケシンと記念切手
2022.03.10 1920 なりもす、えっ
2022.03.11 1921 きびだんごの進化

2022.03.14 1922 花も、団子も
2022.03.15 1923 湯シャン
2022.03.16 1924 アルピナよ、ついに
2022.03.17 1925 夜半の出来事
2022.03.18 1926 ひょこりと春

2022.03.22 1927 太陽に少しもらって
2022.03.23 1928 節電のモノサシ
2022.03.24 1929 完全食、みたび
2022.03.25 1930 機能着もお洒落に

2022.03.28 1931 多摩川スカイブリッジ
2022.03.29 1932 道南の鉄道景色
2022.03.30 1933 型式取り消し
2022.03.31 1934 胡蝶蘭、今季も

EMIRPs Today(2022-03-28)#1931 多摩川スカイブリッジ

おはようございます、さいとうです。

目黒通沿いの桜たちが見事です。都立大学の緑道も、目黒川の両岸も。今朝は、あちらこちらでカメラを構える方をみかけました。

週末、散歩がてら先日開通した「多摩川スカイブリッジ」を渡ってきました。3月12日に出来たばかりの、多摩川で最も下流に架かる橋です。

東京側は羽田空港の第三旅客ターミナル(旧:国際線ターミナル)のあたりに繋がり、川崎側は東京湾アクアラインに向かう浮島の手前に架けられました。

同橋の橋長は674mあり、東京スカイツリーがごろんと寝るよりも長いくらい。多摩川の下流付近には国道を通す大きな橋がいくつかありますが、それらと並べてみると、河口近くの川幅を渡す大きな橋梁だとわかります。

674m 多摩川スカイブリッジ
555m 大師橋/国道131号(産業道路)
444m 新六郷橋/国道15号線(第一京浜)
436m 多摩川大橋/国道1号線(第二京浜)
注記)河口から上流に向かって。

国道1号で多摩川を渡って南下し、川崎側から多摩川スカイブリッジに向かいました。家電量販店の大型配送センターを目印に羽田に向かって左折すると、すぐに多摩川スカイブリッジが見えてきました。

交通量の多い国道を通す多摩川の橋たちとは少し様子が違いました。車道は、片側一車線の対面通行で、上りも下りも車道の両側に歩道と自転車道が広く設けられており、クルマの往来を気にすることなく渡れました。

橋を昇るにつれ視界が広がる。天辺までくると北に羽田空港が広がり、東には東京湾、西には川崎の街と多摩川の上流。春霞でも広く見渡せるのですから、条件が合えば、富士山も眺望できるのでしょう。

欄干に手をかけてぼんやり、多摩川の流れを目で遡っていきました。右岸に、白く揺れている場所がありました、桜が咲いているようだ。

早速、羽田側ですぐに踵を返して川崎側に戻り、多摩川の堤防に出ました。ゆるゆるとお花見をしながら帰りました。

さ。

※雑感
多摩川は二子玉川から河口あたりまで、一般道の他にも高速道路や鉄道の橋も架かっているため、地図上では橋だらけのよう。ところが、いざ、川の対岸に行こうとするとぐるっと回り込む必要があったりします。何気なく渡っている橋が、移動、物流、経済に重要な役回りを担っている。道の大切さを改めて感じる日々です。




EMIRPs Today(2022-03-23)#1928 節電のモノサシ

おはようございます、さいとうです。

灯りを消して静かに過ごす夜、停電を回避できたようでほっとしました。想いを巡らせるだけならば、電気を使わないとぼんやりと考えました。

マグカップでお茶を温めていたら、バチバチと不穏な音がしました。電子レンジの調子が悪くなってきました。まあ、もうすぐ成人年齢に達するくらいですから家電機器としては老体でしょう。そろそろお暇をあげることにしました。

最近はIH系の調理器具が増え、同時に電子レンジの機能も格段に進歩しています。ネットでカタログを眺めていると、こんな料理まで作ることができるのかとプロ級の美味しそうな画像が溢れていました。

ただ自宅の台所にはオーブンもあるし、四つ口の調理台もあるので、電子レンジで日頃よく使うのは、「温める」と「解凍する」という基本機能程度です。加えて「パンの発酵機能」、これは米粉パン用です、があれば充分なのです。

結局、多機能な高級品ではなく、電子レンジ単機能の造りで充分だということがわかり、庫内の大きさを確認して製品を選びました。翌日には、届くのですかあら便利なものです。早速、置き換えました、アースを結線して完了。

十数年が経ったとはいえ、出力ワット数もほぼ同じですから、調理時間も変わりません。機能が絞られているおかげで、スイッチパネルも単純明快。指定席に置いたすぐ直後からすぐに使えるようになりました。

さて、節電の夜。電子レンジを使おうとして、伸ばした手を引っ込めました。

これはどれくらいの電気を使うのだろうか。そもそも、コップ一杯200ccのお茶を温めるのに電子レンジなら何秒だと知っているのに、コンロで沸かす場合にはどれくらいの時間がかかるのかは正確には知らないのです。

電気を使う生活様式が、すっかり浸みついてしまっているようです。

さ。

※雑感
経済産業省によると、23日(水)も東京電力管内は「需給ひっ迫警報」を継続すると言います。朝、オフィスについて窓の近くに座りました。窓からの光りで充分に明るいので、PC作業には十分でしょう。夜中に冷え込んでいたので少し暖房を入れましたが、これは様子を見ながら調整するとしよう。

※経済産業省ホームページ
東北電力管内の需給ひっ迫警報は解除します。
東京電力管内は明日3月23日(水曜日)も 電力需給が厳しいため節電へのご協力
をお願いします。【需給ひっ迫警報(第3報)】/2022年3月22日
https://www.meti.go.jp/press/2021/03/20220322013/20220322013.html

EMIRPs Today(2022-03-14)#1922 花も、団子も

おはようございます、さいとうです。

半袖半パンのジョガー、尻尾が跳ねる大型犬、ヘルメットが歩く野球少年。土手の早咲き桜はすでに開花していました。週末の多摩川には春がゆらり。

土曜日に早起きして、三浦海岸の河津桜を観に行ってきました。金曜も夜になってから思い立って天気予報を調べてみると、朝から晩まで快晴、風も穏やかとありました。あとは体調次第だ。夜半も花粉に絡まれることなく上々。

春霞に富士山はぼんやりしていますが、空は広々。ひたひたと3時間半ほどで京急の三浦海岸駅に到着しました。駅前広場には若いアベックや老カップル、ベビーカーを押す妊婦さんや三世代の連れなど、家族図鑑のよう。

さて、自転車を駐輪して歩こうかとしばし考えました。

歩道からなら河津桜を間近で見上げることができそう。一方、自転車で抜けると道路の反対側から桜並木を望むことができるだろう。せかっくだから、のんびり見たいものだ。手袋を脱ぎ、マスクを着けて、ペダルを踏み出しました。

真っすぐに延びる満開の河津桜が目に飛び込んできました。三浦海岸駅からは登り基調。河津桜と歩道脇の菜の花が、青空を背景に映えます。

風もないのに菜の花が揺れています、シャッターから指を離しました。しばし様子をみていると、菜の花の中から大きなレンズを構えたカメ子がむっくり。空を見上げるような絵図を狙ったのでしょう。上手く撮れただろうか。

花見で幸せいっぱいになり三崎口駅に向かう道、最後に団子が登場しました。つま先上がりの激坂だ。路面には滑り止めの丸い溝が並ぶドーナッツ坂だ。

ふうふう登り切りました。三浦のキャベツ畑が広がっていました。

さ。

※雑感
日本気象協会が先週10日に発表した桜の開花予想日は、東京都千代田区で3月23日となっていました。平年並みと目されているよう。多摩川の早咲きの桜は例年、二週間ほど早く咲く気がしますから腑に落ちます。
河津桜を見上げる人たちは、マスク越しにも笑顔があふれていました。月末には西日本から関東まで満開になる予報。笑顔も満開になりますように。




EMIRPs Today(2022-03-07)#1917 うららかな引き潮あとさき

おはようございます、さいとうです。

東京にも、ようやく春一番が吹きましたね。

午後から風が強くなるとの天気予報だったので、午前中に朝活走をしました。金沢八景の平潟湾まで一気に南下するいつもの順路、やっぱり二時間でした。

石造りの四角い腰掛に座り、お握りふたつに齧り付きます。少しエネルギーが足りないだろうか、うららかな水辺を眺めながら日向ぼっこしました。となりには、投げ入れた浮きを見つめる釣り人がひとり。

お握りを食べている間も、浮きは湾内の平らな水面にじっと佇んでいました。ああ、釣りは辛抱強くないとできない、この釣り人もきっとそうに違いない。ふと彼の足元を見ると、魚籠から尻尾が出ていました。

「何が釣れるのですか」、尋ねてみました。少しだけ頬を緩めて、ささやくように答えてくれました、「鯛ですね」。ぼくの声が大きかったのか、彼の釣りに影響しただろか。今度は小声で「見てもいいですか」、「どうぞ」。

覗いて見ると、魚籠代わりのバケツの中に30センチくらいはありそうな立派な鯛が入っていました。他にも20センチほどの魚が六、七匹は入っていました。「大きいですね」、満面の笑みでうなずき、引き潮になり釣れる時間帯が過ぎたので引き上げるころだと教えてくれました。

さて、ぼくもそろそろ。湾口で浜に降りて潮干狩りしている男性がいました。笊を両手で揺すっています。貝を洗っているのだろう、じゃらじゃら、じゃらじゃら、殻がぶつかる軽快な音が橋の上まで響いてきました。大漁のようだ。

おもむろに来た道を戻りました。

さ。

※雑感
うららかな春の水辺。釣果を手に引き潮に引き上げる人もいれば、引き潮に貝を漁る人もいるわけです。暮らしも仕事も環境変化が大きい時代ですが、状況に応じて見合う動き方があるのだと感じます。
鯛釣りも、貝狩りも、群れずに一人で取り組まれていたのが印象的でした。

EMIRPs Today(2022-02-28)#1912 いざ、レンバイ

おはようございます、さいとうです。

「この野菜は、レンバイで見つけたものです」、
ある日、鎌倉の小料理屋で聞いた店主の説明が気になっていました。

レンバイは、若宮大路と横須賀線が交差するあたりにある農産物直売所です。農家の方々が自ら生産した野菜を持ち寄って販売している市場だという。

鎌倉市農協連即売所は、レンバイという愛称でも呼ばれ、自家生産した鎌倉野菜や花などの農産物直売所です。
出所)鎌倉市農協連即売所ホームページ、ヘッダより引用

鶴岡八幡宮から海に向かい進んでいくと、少し擦れた看板が見えてきました。さっそく市場の前に自転車を止め、おもむろに足を踏み入れました。

コンビニくらいの大きさ、今時の店舗というよりは海の家か、小屋のようだ。骨組みの上に屋根と軒が設えられた簡素な造り。入口から続く通路には、両側に振るように膝丈ほどの平台がぽんぽんぽんと奥に続きます。

平台は、ひとつが一畳ほどでしょうか、次第に目が慣れてくると、台の上に整えて並べられた野菜が見えてきました。小蕪に大根、人参、漬物などもいつくかあるよう。早咲きの桜だろう、蕾がついた小枝も並んでいました。

初めて見る姿の野菜もぞろぞろ。指先ほどの細い大根は辛味だろうか、人参もつやつや赤く旨そう。隣りのご婦人が何やら指して半分もらえるか尋ねます。農主もなれたもの、はい、では100円ね、半分と言えども立派な大根でした。

近隣の農家が4班に分かれて日替わり交代で出店されているそう。7日で4班だから、平日も週末も順繰りに曜日が回ってくる。出店農家の使う平台の場所は反時計回りで動かしているというから、偏りを避ける公平な工夫が和やかだ。

今度は、お買物袋をもって来ることにしよう。
由比ガ浜に向かってペダルを回しました。

さ。

※雑感
レンバイの発足は、昭和3年(1928年)だそうですから、100年弱の歴史。ホームページによると、引き売りをしていた農家が、外国人牧師から「ヨーロッパでは、農家が自分で生産した野菜などを決まった場所で直接消費者に販売している」と聞いたことがきっかけとありました。
空調も、自動扉も、レジも、眩しい電灯もないけれど、新鮮な穫れたて野菜が並び、観光名所としてではなく近隣の方が買い求める流通は、文化だと思う。

※鎌倉市農協連即売所 ホームページ
http://kamakurarenbai.com/index.html

EMIRPs Today(2022-02-21)#1908 最も影響を受けた漱石

おはようございます、さいとうです。

今日は、「漱石の日」です。

2月21日、夏目漱石が文学博士の称号を辞退した。1911年(明治44年)のこと、今から111年前。自分に肩書は必要ないと断ったという当時44歳の文豪は、何を思っていたのでしょう。

著名な作品の発表年と並べてみると、いわゆる前期三部作の三作目にあたる「門」の連載を終えた翌春の出来事だったとわかります。

1905年 「吾輩は猫である」
1906年 「坊つちゃん」「草枕」「二百十日」
1907年 「野分」「虞美人草」
1908年 「三四郎」
1909年 「それから」
1910年 「門」
1911年 ※文学博士辞退
1912年 「彼岸過迄」「行人」
1914年 「こころ」

夏目漱石の作を読み漁った高校生の頃を思い出します。それまでの小説読書は物語の流れや主人公、そこでの主張や考え方を読むものでしたが、彼の小説を続けて読むようになって、小説そのものに加えて、その当時、その作家がどんな社会背景の中でその小説を書いたのかが気になるようになりました。

教科としての歴史にちっとも興味がなかったのに、その創作活動の時代背景やそこでの作家の思いを考える上での歴史の理解は必要だと思いました。そんな折、国語の先生が「私の個人主義」を教えてくれました、夏目漱石が1914年に学習院で行った講演録です。

「個人主義」と言う表現に、我儘を押し通す姿勢を想像してしまい遠巻きに読み始めたですが、そこには、創作の背景にある自己や個性を形成する考え方が記されており、「自己本位」。利己主義と個人主義とは異なるものだと理解により心のもやもやに整理がつき、「自己本位」で行こうと思ったのでした。

たまに、夏目漱石の作品で何が好きと聞かれることがありますが、好きか嫌いかではなく、もっとも影響を受けたのは「私の個人主義」だと思います。

さ。

※雑感
いつのまにか、冬季五輪が閉幕を迎えていました。ほんの半年前の東京五輪がもう遠い昔の出来事のように感じます。20世紀後半に確立された五輪のテーマや運営スキームがデジタル時代には合わない面があるようにも感じます。そろそろ、新しいスキームが生まれるように思うのです。
自分がぶれそうになったとき、「自己本位」を想い出します。久しぶりに、「私の個人主義」を読んでみよう。

EMIRPs Today(2022-02-17)#1906 国内旅行もそろそろ

おはようございます、さいとうです。

第六波の波頭を越えて、まん延防止策も3月頭には終える方向が見えてきた。春休み、ゴールデンウィークには旅行に行けそう。

昨日2月16日、観光庁が「旅行・観光消費動向調査」を公表しました。2021年の日本人国内旅行消費額(速報)は9兆1,215億円、コロナ禍前2019年の約4割。

近年の推移を眺めてみましょう。平常時の目安として2017年から2019年までの3年間を取り上げると年平均消費額は21.2兆円、2020、2021年の平均9.5兆円。

暦年 国内旅行消費額(宿泊旅行+日帰り旅行)
2021年 9.1兆円(6.9兆円+2.2兆円)
2020年 10.0兆円(7.8兆円+2.2兆円)
2019年 21.9兆円(17.2兆円+4.8兆円)
2018年 20.5兆円(15.8兆円+4.7兆円)
2017年 21.1兆円(16.1兆円+5.0兆円)
出所)観光庁「旅行・観光消費動向調査」、2021年は速報

では、この間の旅行支出と旅行者数も合わせて眺めてみましょう。旅行単価は同3年平均が3万5500円、近2年が同3万4100円で大きな差異はなく、旅行者数の減少が、旅行消費額に直結していたことがわかります。

暦年 旅行単価/延べ旅行者数¥
2021年 ¥34,148-/2億6711万人
2020年 ¥33,993-/2億9341万人
2019年 ¥37,355-/5億8710万人
2018年 ¥36,462-/5億6178万人
2017年 ¥32,606-/6億4751万人
出所)同上、旅行単価:1人1回あたりの旅行支出

国内旅行消費は季節変動が大きい。消費規模を支えるのは7月から9月の夏季。2019年と2021年の四半期ごとの構成比を比べると次の通りでした。

暦年 通年(1-3月/4-6月/7-9月/10-12月)
2021年 100%(18%/20%/25%/37%)
2019年 100%(19%/27%/31%/23%)
出所)同上より試算

数字を眺めていて、ここでひとつ光明をみつけました。

通年で6割減となっている国内旅行消費額ですが、2019年と2021年を四半期別に比較すると、1月から9月までは6割から7割減で消費額が1/3程度でしたが、10月から12月は3割減で7割弱まで消費額が回復していました。

さて、今年の「啓蟄」は3月5日、まん延防止は3月6日までで調整との見方。2022年、虫ならぬ人が動き始める春になりそう。

さ。

※観光庁ホームページ
旅行・観光消費動向調査 2021年年間値(速報)/2022年2月16日
https://www.mlit.go.jp/common/001463925.pdf

EMIRPs Today(2022-02-14)#1903 街のスコトーマ

おはようございます、さいとうです。

雪が積もるとの昨夜の報に、朝一で玄関を開けると雨が少し残る程度でした。いつも通りに家をでました。雲が残る空はいつもより朝が遅い。

自転車で街中を走っていると、不思議な光景に出くわすことが良くあります。

例えば、道路を横断しようと身構える人は自動車の流れの切れ目を見つけると自転車が走ってきていても渡り始めまたり、店舗駐車場からの出庫合流を誘導する係員は自動車が来ていなければ目の前に自転車がいても車を流したり。

住宅地を抜けているときは、一層注意が必要です。買物や送迎のママチャリが四つ辻で車の往来を確認はするものの、他の自転車や歩行者がいても飛び出してくる場面には、今も昔も数えきれないほど出くわしてきました。

死角や盲点に入り見えないわけでもなく、どうやら別の理由があるよう。

スコトーマは眼科の用語では盲点を表しますが、心理学では心理的盲点のことを指します。物理的に識別できるものも、思い込みや注意、関心が別のことに向かっている時にはフィルターがかかり認識されなくなる。

「クルマに注意している」と思う頭の中では、自転車や歩行者が通っていても自分が気にしている対象ではないと識別してしまい、見えなくなるのでしょう。

そんな相手にでも気がついて貰えるようにと前も後ろもライトをピカッピカッと点けたり、真っ赤なウエアや蛍光色のウインドブレーカーを着たりします。ジテツウでは、艶白ターポリンのロールアップバッグを背中に載せて、見たい対象ではなくとも気が付いてもらえるようにスコトーマ回避を工夫します。

ただ、街中の出来事は何とかなるとしても、日常の暮らしや社会環境に関して自分の中でこのスコトーマ現象が常に働いているとすると、変化に気が付かない可能性があるということだ。気をつけなければと思うのです。

さ。

※雑感
交通学や都市設計におけるスコトーマ、自動車設計、自動運転におけるスコトーマは多くの議論や蓄積がなされているように思いますが、実際に街中にでるとまだまだ、工夫の余地があるように感じます。ましてや、デジタル社会システムが進展し、メタバースが日常事になった際にどんなことがスコトーマでフィルタリングされてしまうのかは、常に、意識しておく必要があるように思います。
一方で、スコトーマは脳の美しい働きのひとつだと思うのです。身の回りのすべてが見えたり、識別できたりすると、身動きできなくなりますからね。これは、また別の機会に触れてみたいと思います。

EMIRPs Today(2022-02-10)#1902 璃なレモネード

おはようございます、さいとうです。

目が覚めると、予報通りに冷たい雨が降っていました。雪になるのだろうか。すでに首都高速の一部は雪の影響で通行止めが始まったそう、お気をつけて。

先日、近所の直売所で手に入れた大きなレモンは「璃の香(りのか)」という種類でした。調べてみると、リスボンレモンと日向夏のかけ合わせ。2013年に品種を出願されていますから、新しいもののようです。

農研機構のリリースによると、果実が200グラム程、果皮が薄い一方で搾汁率が高く、まろやかな酸味が特徴と記されていました。実際、手元のレモンを絞ってみると一個から100ccくらいの果汁が取れましたからびっくりです。

「レモネードにすると美味しい」と農主が話していたことを想い出しました。そうだ、寒い日にはホット・レモネードがよい。買い置きしてあった蜂蜜と「璃の香」の果汁たっぷりで作る、温かいレモネード。

「璃」には「宝」「ガラス」「水晶」の意味があり、品種の透明感やすっきり感のある香りを表しているそう。

猫舌には少し熱いかな、マグカップを口元に近づけました。レモネード特有の酸の尖った香りに身構えていた頬が、するっと解けました、柔らかい香りがふんわりと鼻の奥に届いたのです。やさしいレモネードに仕上がっていました。

さて、今日は日中も3度くらいまでしか上がらないとの予報、寒そうだ。週末に手に入れたふたつ目の「璃の香」でレモネードもいいかもしれない。

さ。

※雑感
レモンは、主食や主菜になるわけでもなく、蜜柑やりんご、梨、桃のように、単体フルーツで食すことも少ないので、品種を意識する機会が少ない果実。国産レモンが増えていることは記憶にありましたが、たまたま近所で手にした大きなレモンをきっかけに、国産レモンの可能性を感じました。

※追記
蜂蜜は温めると有効成分が変わるそうです。いがいがする種類もあるそうでですから、他の糖でレモネードにするのも良いかもしれません。

※農研機構ホームページ
かいよう病に強く、大果で酸味がまろやかな レモン新品種「璃の香(りのか)」
– 国産レモンの生産拡大に新品種「璃の香」開発 -/2014年5月23日
https://www.naro.go.jp/publicity_report/press/laboratory/fruit/052295.html

EMIRPs Today(2022-01-31)#1876-1894 2022年01月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

今月の半ばあたりから、鼻がむずむずしてきました。
早くも、奴がやってきたのか。用心用心。

例年、飛び始めの数週間前に身体が先に「アラート」を出してくれます。今年も、ぼくのセンサーくんはきっちり働いてくれたということのよう。寝起きに上瞼が腫れぼったい日も増えてきました。

1月に蝋梅が咲き、2月には梅が咲き、3月下旬に桜が咲く。東京あたりだと、その梅から桜への移ろいと同じくして花粉に反応する人々が表れ始め、一斉にマスクの花が咲いてきました。

日本の春の風物詩となっていたマスクも、昨今はすっかり日常風景です。どれくらい花粉が飛んでいるのかは、街中のマスクの開花状況ではなく、天気予報の花粉飛散レポートで確認することになります。

今朝の発表によると、すでに飛び始めているところもあるという。東京で、本格的に飛散が始まるのは2月11日ごろとの予報でした。

さて、マスクは買い置きがある。
ポケットティシュを確認しておこう。

さ。

2022.01.04 1876 かぶらで気勢をあげて
2022.01.05 1877 身も蓋も
2022.01.06 1878 未来社会が照らす場
2022.01.07 1879 デジタルやぎさん

2022.01.11 1880 18歳と19歳と20歳
2022.01.12 1881 乗用車のてっぺん取るには
2022.01.13 1882 パタパタ案内表示
2022.01.14 1883 最高峰のファインダで覗く

2022.01.17 1884 米屋が握る味
2022.01.18 1885 羽目か、馬銜か
2022.01.19 1886 コーヒームーン
2022.01.20 1887 はつか
2022.01.21 1888 水を狙う契り

2022.01.24 1889 スーパー・マイクロ経済
2022.01.25 1890 笑う
2022.01.26 1891 豆と鬼とマスク
2022.01.27 1892 「物価」の表すこと
2022.01.28 1893 3分間通話

2022.01.31 1894 暮らしのルーチン

EMIRPs Today(2022-01-24)#1889 スーパー・マイクロ経済

おはようございます、さいとうです。

お出かけを控えた週末は、書斎であれやこれやと過ごしました。気分転換に、近所の直売所へ野菜を買いに行ってみました。

のぼり旗が見えました、今日は出物があるようだ。農園主がちょうど品出しをしている最中でした。先日の大根を炊いたらとても美味しかったことを報告。今日も、あるよ。まだ、土がついた例の紡錘型の大根がありました。今日のものは一回り大きくラグビーボールみたい、青首2、3本分の重さ。

隣りの棚には見たことがない柑橘が並んでいました。これは何ですか、園主に尋ねました。レモンだ。へえ東京でも生るのか。どうやって食べるのですか。絞ってかけてもいいし、焼酎やレモネードにしても美味しいよ、食べてみて。

レモンって、最近は、輸入物ばかりでなく瀬戸内産などもよく聞くようになりましたが、本来、もっと暖かい地域の作物かと思っていました。同じ町内でも作られているとは知りませんでした。急に口の中が酸っぱくなりました。手に取るとゆうにソフトボールくらいの大きさがありました。

電動ママチャリでご婦人がやってきました。野菜とともに柚子やレモン、蜜柑などをさくさくと選んでいきました。「ここに来ると、いろんな種類の柑橘があるからいつも教えてもらうの」とマスクの上で目が優しく笑っていました。お先にと風のように去っていきました。

そうか、ぼくも蜜柑をもらって行こう。棚には、大きいものもから小さいものまで十個ほどが袋にごちゃまぜで入っていました。その艶加減で、ワックスがかかっていないことが知れます。「昔ながらのみかん。200円」と手書きで添えられていました。ひとふくろ、いただきました。

徒歩2分の町内にある地産地消は、スーパー・マイクロ経済。畑のとなりの小さなブースに並ぶ野菜や果物は新鮮で、物流や輸送費もかからなければ梱包や過剰包装もなし、レジ打ちするスタッフもいません。

買い手も自分が消費する分だけを見極めていただくのです。これも悪くない。大根とレモンと蜜柑を入れた袋を後ろ籠に載せて、ゆるゆる漕ぎだしました。

さ。

※雑感
早速、台所でデカ大根の土を洗いました。つやつや真っ白な肌が現れました。包丁をいれた途端に、切り口から水分が浸みだしてきました。ほんのりと甘さがありました。まずは生でいただいて、後はおでんにでも炊いてみよう。
暮らしや生活の中に、ほんの少しで良い、スーパー・マイクロ経済を採り入れることで、地域への関心も高まり丁寧な生活を意識するようになると思う。

EMIRPs Today(2022-01-17)#1884 米屋が握る味

おはようございます、さいとうです。

彼方の海底火山の噴火が、日本の浜を押し、住民の緊急速報を鳴らしました。ひとつの系で繋がる地球に、バタフライ・エフェクトが頭をよぎりました。被害が大きくないことを祈るばかりです。

週末、年末年始で鈍った身体を動かしておこうと朝活ポタリング、横浜まで。真冬の朝はきりり冷たいものの耳も顔もしっかり覆っているので寒くはない。港が見える丘に着くころには汗ばみ、山下埠頭のガンダムを見下ろして一息。

お腹が空いた。気になっていた元町にあるお米屋のお握り屋へ向かいました。11時過ぎたばかりでまだ早いか、扉を開けて覗きました。どうぞ大丈夫ですよと女将さん、自転車を脇の壁に繋いでカウンターへ座りました。

小鉢3つとお握りが二つか三つで定食になっていました。シャケ、梅、おかか等の定番具材など含めて10種類くらいありました、お腹が空いたので三つだ。たらこと、生姜こんぶ、葉山椒を選んでお願いしました。

小鉢がつぎつぎに並べられました、あれ5鉢もある。薩摩揚と玉ねぎの煮物、鰊の南蛮漬け、じゃが芋と隠元、ほうれん草のお浸し、それにポテトサラダ。「うわあ、たくさん並んでいて楽しい」、思わず声に出してしまいました。「喜んでもらえるのが一番うれしいのよ」と女将さん。

店の入り口脇には、年代物の精米機が置いてありました、昭和25年製だそう。1950年だから72年物だ。「私の方が少し年上、後期高齢者になったのよ」と満面の笑み。70年過ぎて、どちらも現役。「今日は、新潟のこしひかりよ」。

72年物の機械で精米されたお米を、77年物のおばちゃんの手が握ってくれた。ふっくらと優しいお握りでした。

「自転車、気を付けてね」、
「また、来ますね」。

幸せな気持ちになりました。

さ。

※雑感
年賀状にグルテンフリーにしていることを書いたところ、いくつもご質問などをいただきました。普段どうしているのか。自宅や仕事場での食事は、さほど困ることはないのですが、サイクリング先での食事は少しだけ気を使います。一時間で数百キロカロリーを消費するので、とにかくエネルギー量が必要。麺やパスタ、パン類は手軽にエネルギー補給できるので良いのですが小麦だ。そこで、和食系の食事が多くなります。コンビニで済ませるなら、お握りが手軽でよい。今回のようにお握りの定食を出すお店は、とても嬉しいのです。女将さんは、精米から仕込みから食事の提供まで朝5時から夜まで立ちっぱなしだそう。健康で、長く続けてくださいね。

EMIRPs Today(2022-01-12)#1881 乗用車のてっぺん取るには

おはようございます、さいとうです。

昨年2021年に一番売れた乗用車はトヨタのヤリス、21万2927台でした。二番もトヨタでルーミー、三番はカローラで、またまたトヨタ、ああT強し。

自動車の市場全体では、バスや貨物を除いた乗用に供する中には、軽自動車や輸入車もありますので、理解を深めるために国産の乗用車、軽乗用車、輸入乗用車のそれぞれについて、もう少し詳しく見てみましょう。

まずは、国産の5や3ナンバーに分類される小型乗用車と普通乗用車の市場。1位から4位までをトヨタ社が占め、上位4車種で55万台あまりでした。

1位 212,927台 トヨタ/ヤリス
2位 134,801台 トヨタ/ルーミー
3位 110,865台 トヨタ/カローラ
4位 _95,049台 トヨタ/アルファード
5位 _90,177台 日産/ノート
出所)日本自動車販売協会連合会、登録車車種別販売台数2021年1-12月

次に軽自動車の乗用車について、通称名でのランキングです。ホンダN-BOXが頭ひとつ抜きんでて1位、以下、スズキ、ダイハツと続いていました。

1位 188,940台 ホンダ/N-BOX
2位 128,881台 スズキ/スペーシア
3位 116,912台 ダイハツ/タント
4位 _95,840台 ダイハツ/ムーブ
5位 _84,748台 日産/ルークス
出所)全国軽自動車協会連合会、通称名別販売台数2021年1-12月

では、最後に輸入乗用車。こちらはメーカーブランド別での集計になります。一番売れたのは、メルセデスベンツで唯一の5万台数越え。二位のBMWは、BMW MINIブランドと合算すると5万4116台となり、メルセデスベンツよりも約2500台多くなります。

1位 51,678台 メルセデスベンツ
2位 35,905台 BMW
3位 35,213台 フォルクスワーゲン
4位 22,535台 アウディ
5位 18,211台 BMW MINI
出所)日本自動車輸入組合、輸入車新車登録台数2021年1-12月

国産乗用車1位となったトヨタのヤリスの「年間21万台」は、輸入車の1位から5位までの合算16万台よりも多いことがわかりますし、軽自動車を除く、国産のメーカー別の販売台数と比較しても、4位のマツダ、5位のスズキを凌駕して、一車種ブランドながら2位のホンダや3位の日産に届きそうなのです。

1位 1,412,738台 トヨタ
2位 _268,186台 ホンダ
3位 _230,419台 日産
4位 _123,393台 マツダ
5位 __97,616台 スズキ
出所)日本自動車販売協会連合会、登録車メーカー別販売台数2021年1-12月

トヨタのひとり横綱の状態が長らく続く自動車業界の様子がよくわかります。電気自動車への転換が進むと、番付表に新たな四股名が登場するのだろうか。

さ。

※雑感
さて、自動車業界は電気自動車EVなどへの転換対応が急がれますが、価格低減にむけての製造コストの削減には、量産による規模の経済効果が大きい分野であることは、誰もが知るところでしょう。EVメーカーは販売台数の拡大に躍起になっています。参考までに、テスラ社の2021年の年間販売台数は、93万6172台でした。

※日本自動車販売協会連合会

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※全国軽自動車協会連合会
https://www.zenkeijikyo.or.jp/

※日本自動車輸入組合

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