EMIRPs Today(2019-05-31)#1230-1248 2019年5月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

近くに住む方と一緒に、気になるお店で食事をしました。
歳も、性別も、育った環境も、てんで異なる三人の集いでしたが、
交わりを紡いだのは「食いしん坊」ということ。

ホワイトアスパラが出てきました。北海道産だそう。
添えてあったのは、ホタルイカ。
この季節ならではの組み合わせかもしれません。

お料理とワインがあれば、話しは弾みます。
嗚呼、まだ少し話し足りないくらいがちょうどよい。
次の機会をつくろうと思いますからね。

外に出てみると、暑さも収まり夜風が頬を冷やします。
また。

さ。

20190507 1230 丸い虹、ハロ
20190508 1231 券売機で現金を手にする
20190509 1232 輪は五色、価格は十色
20190510 1233 DX時代の射幸心

20190513 1234 開花後に育つこと
20190514 1235 記憶を擽るトリガー
20190515 1236 ゲートは明るく
20190516 1237 高額薬を理解したい
20190517 1238 書くときの色

20190520 1239 富岡に学ぶ
20190521 1240 小満に潤い
20190522 1241 大雨も成長契機
20190523 1242 楕円球を観たい
20190524 1243 精細デジカメの極み

20190527 1244 猛暑、強烈あれこれ
20190528 1245 欧州の紫陽花色
20190529 1246 酔いも醒ます丸眼鏡
20190530 1247 ごみゼロの日
20190531 1248 一ヶ月定着する社会速度

EMIRPs Today(2019-05-20)#1239 富岡に学ぶ

おはようございます、さいとうです。

「一本は0.02ミリ。20個の繭から糸を束ねて一本に巻き取っていくのですよ」、生糸を繰る実演をしながら、ぷっくりした指先の女性が教えてくれました。

ずっと見てみたいと思っていた富岡製糸場を訪れました。高崎から20キロほど西に山が大きくなってきたころに製糸場がありました。1870年(明治3年)に、官営の製糸事業所設立が決められ、来年でちょうど150年になります。

富岡製糸場の詳細は他に委ねるとして、驚きがいくつかありました。

ひとつは、事業企画から開発までスピード感です。設立指導を仰いだ先は、フランス人のポール・ブリュナ氏。1870年2月に設立決定ののち、同6月には仮に、同10月には正式に契約締結し、その間、8ヶ月。

ふたつめは、開発までに要した期間の短いこと。助走期間がある程度あったのかもしれませんが、1871年3月に建設着工し、1872年10月には操業を始めたと言います。その間、20ヶ月足らず。

そして、もうひとつは、ブリュナ氏の雇用期間がわずか5年間だったこと。建設地の選定、製糸場の基本構想、設備エンジニアリング、大量生産労働という新しい概念の導入など、短期間に驚くべき成果をあげています。

ところが、同フランス人指導者は、5年後に帰国しました。

ブリュナ氏は、どんな思いで当地を離れたのでしょう。現代社会のように半日も使えば帰国できるならば、もっと長く指揮を執ったのだろうか。その後、世界最大級の製糸事業へと成長した富岡の製糸場ですから後ろ髪を引かれる思いだったのではないだろうか。

常々、仕組みや仕掛けの構想や立上げに長けた経営者と、成長推進に長けた経営者は異なると感じることが多いです。ブリュナ氏は前者に秀でた経営者だったのでしょう。叶うならば、彼の経営哲学を聴いてみたいものです。

さ。

※雑感
圧倒的に大きな建物は木骨煉瓦造と呼ばれ、日本伝統の木造と煉瓦積みの壁を組み合わせて整然とした巨大工場建屋を実現し、自動化の原動力は、17.5馬力の蒸気機関が用いられいた。繰糸機もエンジンも欧州からの輸入品でした。
小学生の頃、教科書のある頁に簡潔に記されていた富岡製糸場。実際は数行の記述では到底理解できない、圧倒的なプロジェクトでした。

新事業の立ち上げに掛かる日数は、現代とあまり違わないです。新しいサービスや事業を構想を形にする場合、当社が携わるような分野でも立上がりに3年程度を費やすことはよくあります。その後の成長は市場環境の影響が大きい上、事業を営む方々の力量と執着が成否に響きます。

EMIRPs Today(2019-05-10)#1233 DX時代の射幸心

おはようございます、さいとうです。

あれよあれよと、金曜日です。
週に一日お休みが入るだけで、働く時間密度を詰め詰めにしてしまうのは、まだまだ休み方が下手なのだろう。嗚呼、精進精進。

昨日の五輪チケット受付は、サイトがかなり混雑したと報道されていました。一定の受付期間が設定されていても開業早々に来客が集中したのですから、同チケットはきわめて訴求力の高い商材なのだと思います。

抽選制だと知っていたとしても、我先にと向かうのが消費者心理。ある意味、これだけ集中したということは健全なのかもしれません。

射幸心(しゃこうしん)という考え方があります。「幸運を得たい」と思う願いや感情を表す言葉で、社会や文化の伝承には、切り離すことはできない人の心理のひとつでしょう。

現代社会では、射幸心やあるいはそれの程度を図った射幸性などの言葉は、賭博や公営ギャンブルにて用いられることが多いので、賭博や風俗業界の専門用語のように感じますが、本来はもう少し根源的なものだと思います。

射幸心や射幸性は賭博や風俗に限らず、宗教や祭りなどの基礎となる考え方として使われてきたものです。一方、現代生活ではショッピングや娯楽、飲食、旅行等の消費行動やあるいはそこでの営業や販売促進活動においても、大いに理解して対処すべき生活者、人間の特性の一つだと思うのですよね。

ネットを通じた情報流通やサービス提供が全盛になってきた昨今では、ネットサービスやデジタル基盤に適した新たな「射幸」の捉え方を整理して、社会システムを動かすメカニズムの一つとして理解すべきと思うのです。

さ。

※雑感
商品画像を映画やテレビなどの映像の中にフラッシュのように挟み込むと、それをみた観客はその商品を求める行動をとるという、潜在意識を刺激するサブリミナル効果は規制されました。
射幸心や射幸性は、情報流通速度の遅かった対面立脚社会での活用ではその影響や効果が顕わになり理解するにも時間をかけることができましたがデジタル基盤社会では、量も、速度も、質も段違いになっていますので、適した捉え方が必要なのだと思うのです。

EMIRPs Today(2019-04-26)#1210-1229 2019年4月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

さて、いよいよ明日から十連休ですね。
元号を跨ぐお休みなんて、経験することは稀でしょう。

小さい頃、夏休みや春休みと違い、冬休みはどこかで身構えていました。冬休みは、二学期の終業式と三学期の終業式で年が変わるので、「学年は繋がっているのに、暦年は繋がっていない」ことに違和感を持っていたのでした。

正月明けに一斉に学年が上がっても良いのにと思っていたのでした。大人になってから、外資企業の決算月に12月多いことを知り、ああ合理的だなあと感じた覚えがあります。

さあ明日からの連休。素敵な時をお過ごしください。

さ。

20190401 1210 10年以上、100年未満
20190402 1211 令和元年入社の輝き
20190403 1212 NYも渋滞税導入か
20190404 1213 しょっぱい値上げ
20190405 1214 靴をめぐる思い

20190408 1215 お酢で食べてみて
20190409 1216 大陸とつながって25年目
20190410 1217 130年を経て紙に託すこと
20190411 1218 ぶわぁっと吸い込む
20190412 1219 配送料の負担はどこへ

20190415 1220 発車曲の世代ギャップ
20190416 1221 時間を買うEV事業
20190417 1222 花水木が満開に
20190418 1223 鋳物鍋の魔法
20190419 1224 十連休の支度あれこれ

20190422 1225 名器が奏でる調べ
20190423 1226 東京はあなたのもの
20190424 1227 歯磨き
20190425 1228 近づく黒い奴は高級車
20190426 1229 車業界のブランド勃興

EMIRPs Today(2019-04-08)#1215 お酢で食べてみて

おはようございます、さいとうです。

東京は、しっとりと冷たい雨が降っていますね。
目黒川の桜並木は、ぬらぬらと最期の力を振り絞っているようでした。

どれにしようかな、浜辺近くの料理屋にあるメニューは魚一色でした。
ふと目に入ったのは、鯵のなめろう。このあたり鯵の旬はGW明けだろうか。まだ早いかと思いながらも、房総の郷土料理をいただくことにしました。

金曜日の夜半に仕事を片付けながら、もやもやを整理をしたいと湧き上がり、朝早く起きて海を見に行くことにしました。日本橋を経由して船橋、千葉へと進み、外房線沿いに大網街道を真っ直ぐ九十九里浜まで抜けてきたのでした。五時間足らずを走りっぱなしだったので、すっかり空腹です。

女将さんが、お盆に載せたいわゆる定食仕立ての食事を運んできました。
鯵のなめろうと、ご飯、味噌汁、酢の物、お漬物と甘味が並んでいました。

「なめろうは、初めてですか」、いえ食べたことがあると言おうとしたら、
「醤油をたっぷりと付けるお客さんが多いのですが、私達はお酢で食べます」と流れるように説明をいただきました。ほお、そうなのか。
「味噌を一緒に叩いているので味はついていますが、お酢が美味しいのです」。

早速、お酢をつけて食べてみました。なるほど、こういうことか。光りものや白身の魚はよく酢締めにするわけですから、合わないわけがない。運動後の身体には酸味も塩加減も心地よく、さくっと平らげてしまいました。

窓の外には左から右まで真っ直ぐな九十九里。海風に鳴っていました。
この浜は、昔から変わらぬ姿を見せてくれているのでしょうね。
旬のころに、また食べに来てみようかと思いました。

さ。

EMIRPs Today(2019-03-29)#1190-1209 2019年3月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

「ねえねえ、くまさん。どうして もりに すんでいるの」
「それはね、もりには たべるものが たくさんあるからだよ」

「ねえねえ、くまさん。どうして もりのはずれに すんでいるの」
「それはね、ときには もりのそとに でたいからだよ」

「ねえねえ、くまさん。もりのそとでは くまさん ひとりでくらすの」
「それはね、つらいね。だから、いつでも もりのちかくにいるのさ」

「ねえねえ、くまさん。じゃあ くまさんは もりのなかま なのだね」
「そうだよ、ぼくは もりが だいすきさ」

さ。

20190301 1190 合意、同意、承諾

20190304 1191 服、作ってあげる
20190305 1192 春霞みを凌駕した味覚
20190306 1193 ネコヤナギの花穂
20190307 1194 屋上の7m、星の6m
20190308 1195 たくまあ、って

20190311 1196 水際のお花畑
20190312 1197 旅への睨めっこ
20190313 1198 車会社が奏でる音
20190314 1199 枝先に百合を観る国
20190315 1200 GPSの週数がゼロに

20190318 1201 地球の裏側のワイン
20190319 1202 焼きたて淹れたて
20190320 1203 ”ゴジラ”が映す日本

20190322 1204 値札2000倍でも同居

20190325 1205 社会の休肝日
20190326 1206 へんむ共生
20190327 1207 教育現場のデジタル目線
20190328 1208 桜ゴールド、開花予想
20190329 1209 一本桜が好みかな

EMIRPs Today(2019-03-19)#1202 焼きたて淹れたて

おはようございます、さいとうです。

八景島近く、海の公園の前にあるパン屋さんに立ち寄りました。
いつでも人で溢れていますが、客の波間に当たったようで幸運でした。

両側の棚には、フランスパン、サンドイッチからクリームパンまであります。甘いものが食べたい気分だったので、ピーナッツバターを挟んだコッペパンと、林檎がごろっと入った丸いパンをいただくことにしました。

レジで「コーヒーもご一緒にどうぞ」と案内してもらいました、無料だそう。小銭を数えてお代を済ませて、サーバーのある台に貰いに行きました。
「これから新しいのを入れますね、お声がけします」と店員さん、そっか。

次の客波が押し寄せてきたので、さっさと外の席に着きました。
朝から二時間を休憩なしで走ってきたこともあり、すっかり腹ペコでした。
このお店のパンは優しいなあ、あっという間に平らげました。

さて、波が引いたところでコーヒーをいただきに再び店内へ。

「ハード系のパンがちょうど焼き上がりましたよ」、ん、なになに。
「奥の窓側の棚の上の、”チーズごろごろ”が焼きたてです」、どれどれ。

ハード系が好みで、チーズにも目がない僕にはたまらない組み合わせ。
惑うことなく、”チーズごろごろ”をいただくことにしました。

棚を眺めると真ん中あたりに熱気が。これだとトレイに載せ店員に見せると、「そう、それです」と、にこにこ。

焼きたてハード系チーズパンと、淹れたてのコーヒーと。
仕上げの魔法は柴漁港のほのかな潮風でした、さらさら。

さ。

EMIRPs Today(2019-03-11)#1196 水際のお花畑

おはようございます、さいとうです。

日曜日、所用で出勤する前に、ちょっと早起きして寄り道しました。
浜離宮のお庭で菜の花が満開だと聞いたので、観に行ったのです。

浜離宮は山手線では新橋駅からも浜松町駅からも東京湾に向かって十分ほど、
地下鉄では汐留駅からがもっとも近いようで徒歩七分ほどです。
正式な名所は、浜離宮恩賜庭園(はまりきゅうおんしていえん)です。

1654年に海を埋め立てて浜屋敷を建てたのが始まり。海水を園庭に回して、
潮の満ち引きにより表情が変える潮入りの池と鴨場を設えた大庭園です。
潮入りの池は、かつては旧芝離宮恩賜庭園、清澄庭園や旧安田庭園にもあっ
たそうですが、現在は浜離宮だけだそう。

お花畑は大手門から入ってすぐ、内堀の奥に設けられていました。
長いレンズを抱えた写真家と海外からの観光客が半々くらいでしょうか。
昨年十月頃に種を捲いたという菜の花は、ちょうど満開になっていました。
ウォーターフロントの高級ホテルや高層ビルを背景に黄色い花が広がります。

近づいてみると、あっちにもこっちの花にもミツバチが貼りついていました。
小鳥の囀りをBGMに、菜の花に群がる蜂の羽音が微かに届いてきました。
お花畑の周りには梅も花もちらほらと咲き、江戸から続く春を見せてくれます。

潮入りの池の中ほどには、中島の御茶屋という茶房がありました。
お客の姿は見えません。よろしいですか、どうぞ、どうやら一番乗りでした。
池を臨む濡れ縁に席をとり、お茶をいただきました。

嗚呼、江戸は東京へと街の姿は変われども、春は春。
桜の練り切りを一口。永い甘さが時間の刻みをのばしてくれました。

さ。

EMIRPs Today(2019-02-28)#1189 梅苑を歩く

おはようございます、さいとうです。

北野天満宮の梅苑を観に行ったとき、入園料をお支払いしたら、
「お茶もお楽しみ下さい」とのこと、茶店の利用券がついていました。

ほお、これは丁度良い。花粉のせいなのか先ほどから喉が渇いていました。
入口近くの枝垂れを眺め、白梅、紅梅を探しながら奥へと進みました。
大きな園庭を望むように、茶店の前には席がいくつも用意されていました。

赤い毛氈が敷かれた縁台が並び、真っ赤な日よけの野点傘がちらほら。
すでに、七割ほどの席が先客で埋まっていました。

さて、どちらに席を取ろうか。路地を挟んだ先の、より梅林の近くにも
数台の席が用意されているのが見えました。まだ、空いているよう。
「あちらも?」係の人に尋ねてみると「はい、ご利用いただけます」と。

団子等が売られる店先からは少し離れていますが、梅には一番近い特等席。
「お菓子をお持ちしますので券をいただけますか」促されて差し出しました。
南に広がる梅苑は逆光気味ですが、かえって花びらを通す光が煌びやか。

しばらくすると、手のひらよりも一回り大きい木の船皿を渡されました。
「お湯はあちらにございますので、どうぞご利用下さい」とのご案内の声。

ん、よく見ると、焼麩菓子の包みの下に梅昆布茶の袋が隠れていました。
そうか特等席に観覧客があまり座っていないのは、お湯までが遠いからか。

庭を眺めて風に吹かれるうちに、喉の渇きが和らいでいました。
お菓子の包みを解くと、白と赤の麩焼き煎餅が二枚入っていました。
軽さとほのかな梅の香りが、寒気に春を告げる可憐な梅花のようでした。

さ。

EMIRPs Today(2019-02-28)#1171-1189 2019年2月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

二月は、あっという間に過ぎて行きました。
一月、二月、三月を、往ぬる(行く)、逃げる、去ると呼んだのは、
先人の知恵による語呂あわせ。

大月小月(たいげつしょうげつ)で言うと、二月は小の月で28日で
10%も日数が少ないのですから短く感じるのは当然かもしれません。

一方で、一月も、三月も大の月で31日はありますから、それでも
さっと過ぎていくと感じるのは気候のせいかもしれませんね。

人は、暖かくなると時間をゆったりと感じるのでしょうか。
言語学者が、赤道近くに行くと時間や日程を表す言葉が少なくなると
話していたことを聞いた覚えがあるなあ。調べてみよう。

さ。

20190201 1171 一人当たり32枚

20190204 1172 蝋梅が香り春が立つ
20190205 1173 インフル攻防
20190206 1174 クルマの価値
20190207 1175 神泡に、のぞみをかけて
20190208 1176 三寒四温の不思議

20190212 1177 長崎で混ざる文化
20190213 1178 自動ブレーキ義務化の動き
20190214 1179 橋がもとの姿に
20190215 1180 壁と壁と壁

20190218 1181 早朝だけのカフェ
20190219 1182 英国のクルマ
20190220 1183 スマホは絶好の教材
20190221 1184 英国のクルマ その2
20190222 1185 はやぶさ2タッチダウン

20190225 1186 津久井湖を見下ろして
20190226 1187 L、1000万台まで30年
20190227 1188 バスも便利
20190228 1189 梅苑を歩く


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EMIRPs Today(2019-02-18)#1181 早朝だけのカフェ

おはようございます、さいとうです。

日曜日の早朝、冬の空は晴れ渡り仕事場に向かう目黒通もがらがらでした。
白金台にある、朝三時間しか営業していないカフェが気になっていました。

日曜日でもいつも通りに開いているようですので、立寄ってみました。
どんぐり公園近くの脇道を入ったところ、ある建物の一階に店がありました。自転車を街路樹にお願いして、扉をあけるとカフェの匂いが漂っていました。

木造りの長椅子長机もあれば、丸卓に二人席、奥にはゆったり席もあるよう。お休みの日の七時台だというのに、すでに七割方の席が埋まっていました。

コーヒーとパンケーキのセットがおすすめです。はい、五百円也。
席について、しばらくするとコーヒーが運ばれてきました。

淹れたての熱さに慣れるまで、ぼんやりと朝の白金を眺めてみました。
テラス席を飾るオリーブの木は、さらら、さららと揺れていまいた。
土地柄でしょうか小型犬から大型犬までが、ちらほらと行き違いました。

しばらくして運ばれたパンケーキは、5センチはあろうかという極厚が一枚。「手でちぎって、シロップをつけて召し上がってください」。
パンケーキの隣には、黄金色のシロップが小さなガラスの器に供されました。「熱いのでお気をつけください」と言い残して主人はカウンタに戻りました。

指先には、熱さに触れたとき特有の刺激がじんじんと響いてきました。
素早く指を動かして、一口で食べられるくらいにちぎってみました。
もふもふ、ふわふわでした。

店の前には、新しく何組かのお客さんがやってきました。
ああ、振り返って店内を見渡すと、奥の方の席まで全て埋まっていました。
隣のチワワと目が合いました。笑っていました。

ああ、素晴らしき日曜日。

さ。

※雑感
決してメニューが多いわけでも、煌びやかなわけでもないのですが、
自分たちが提供するものが明快な商売のあり方は、気持ちが良いものですね。
町と店と人と。距離感が心地良いお店でした。

EMIRPs Today(2019-01-31)#1170 1と3が躍っているね

おはようございます、さいとうです。

いつもは開店前のスーパーに、早朝から明りが灯りばたばたと賑やかです。
月末売り出しか決算月前の棚卸準備なのかな、そう今日は一月末日ですからね。

子供の頃から、数字が好き。
算数が好きとか、足し算や掛け算が早いとか、数学に興味があるとか、
そういうお勉強のことではなくて「数字」が好きなのです。

1、2、3、4、5、6、7、8、9、0と十個の記号で様々なことがらを
表していることが好きなのだと思います。日々の暦も、気温も、身長や体重も、
お小遣いも、学校の学年も、自分の学籍番号も、数字で表現されます。

それでも漢数字の一、二、三、四、五には、これっぽっちも心は動きませんし、
時計盤に装飾的なI、II、III、IV、Vが並んでいても、ちっともときめきかない。
きっとアラビア数字の十文字が好きなのだと思うのです。

今日は一月末日ですが、平成で表すと「平成31年1月31日」です。
この並びを見ただけでわくわく妄想が始まるのです。1と3が愉しそうだよ。

限られた数字で年月日が表される機会はそう多くはありません。
「平成7年7月7日のように一文字で表すのが稀なのは言わずもがなですが、
数字好きには今日のように「二つの数字で踊るように並ぶ」のが愉しいのです。

平成31年は4月までの元号ですが、1、3だけの日がまだまだあります。
H31.1.1、H31.1.3、H31.1.11、H31.1.13、H31.1.31、
H31.3.1、H31.3.3、H31.3.11、H31.3.13、H31.3.31。

そうそう、何しろ13、31はエマープだもんなあ。
今日は朝から、うきうきです。

さ。

※エマープ社ホームページ
社名に込めた思い

EMIRPs Today(2019-01-31)#1152-1170 2019年1月配信分

EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、誠にありがとうございます。

この一ヶ月ほど、富士山を眺める機会にたくさん恵まれました。

もちろん、毎日、観ているよという方もいらっしゃるのでしょうが、
家の窓からも、オフィスからも、通勤路からも、富士山を望む機会が
ない生活をしていますから、富士山のなだらかな稜線を目にすると
ああ、美しいなあと素直に思うのです。

特にこの年末から始まった、ぼくのプチ富士山ロードショーは、
白い雪をかぶった頂も、朝陽をうけて色づく様子も、夕刻の空と宇宙が
混ざる空間に浮かぶ雄姿も観ることができました。

泰然とした美しさに、信念の大切さを教えられたようでした。

さ。

20190101 号外 (年賀)

20190104 1152 未踏にときめいて

20190107 1153 国際観光旅客税
20190108 1154 書き初めよりも撮り初め
20190109 1155 価値観を考える
20190110 1156 冬空と干支生まれ
20190111 1157 なぜ「開く」なのか

20190115 1158 新成人、かっぽ
20190116 1159 お澄ましが香って
20190117 1160 離脱の大きさ
20190118 1161 干されてこそ濃厚に

20190121 1162 暮らしの中の教育を活かす
20190122 1163 眺めと知識で観る
20190123 1164 1,2,3はe文の日
20190124 1165 旅先で馴染みの店って
20190125 1166 襲来の早鐘、くしゃんっ

20190128 1167 経験が鍛える強さ
20190129 1168 生活行動で認証すること
20190130 1169 整った文字群の良し悪し
20190131 1170 1と3が躍っているね


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EMIRPs Today(2019-01-04)#1152 未踏にときめいて

おはようございます、さいとうです。

東京は晴れ間の続いたお正月でした。おかげで富士山をたくさん観ました。
朝陽に輝く白い頂も、夕焼けに浮かぶ悠々とした山蔭も、ひとときの宝物。

中国の月面探査機が着陸に成功したとの速報、それも月の裏側だそう。
古来、地球上の生物がずっと見上げtきた月ですが、その裏側は地表からでは
観ることができません。月は、うさぎ側を地球に向けたまま周っています。

手の届きそうなところにあっても見えないものや知ることのできないことは
多々あります。自分の背中もそう地面の下もそう、街路樹の幹の中もそう、
東京タワーの天辺もそう、近くにあるのにしっかりと見ることができない。

人類は視るために、鏡を使ったり、超音波を使ったり、X線を使ったりと、
様々な方法で実現する術を手に入れてきました。工夫や技術に感嘆します。
それでも、実際に行ってみなければ知ることのできない場所も多くあり、
その一つが「月の裏側」なのでしょう。

見えない上に、誰も行ったことがないのが未踏の地。

知らなくとも日常生活に大きな変化はないのかもしれませんが、
知ることにより初めて、新たな扉が開く可能性が高まるものもあります。
それが、未踏に分け入り未知を解く魅力なのでしょう。

さて、「月の裏側」には何があるのでしょうか。
亥(いのしし)が棲んでいる、まさかね。

2019年もよろしくお願いします。

さ。

EMIRPs Today(2018-12-28)#1133-1151 2018年12月配信分

EMIRPs Today(2018-12-28)#1133-1151 2018年12月配信分

2018年も、EMIRPs Todayに毎朝おつき合いをいただき、
誠にありがとうございます。

年初に、前年から再開した自転車の走る目安を立てました。
東京を起点にした放射状に日帰り行けるところまで順番に回るぞ。

日光街道の「宇都宮」を皮切りに、水戸街道で「水戸」、千葉から
成田街道経由で「銚子」、ここまでで北方面。
東京湾は、東海岸は千葉、富津経由で「館山」まで、西海岸は、
横浜、横須賀を経由して「観音崎」まで、これで南半分。
西方面は、甲州街道を高尾山口から大垂水峠を抜けて「相模湖」に届き、
帰りは橋本方面から抜けて戻ってきた。
高崎あたりに行けば、中山道も加わったのですがこれはお預け。

積算してみると、都合3,000キロ弱を走ったようです。
本格的に、ヒルクライムやブルベ、エンデューロなどの大会に参戦し
ている本格的なアスリートに比べれば、まったく足元にも及びません。

それでも、再開した2017年春には、ふうふう、ぜいぜいと罰ゲームだと
感じた坂道も、走る距離が伸びるにつれて楽に上れるようになりました。
人の身体の順応力に、他人事のように関心ばかり。

さて、来年はどんな目安をたてようか。

良いお年をお迎えくださいませ。

さ。

20181203 1133 日本発の文明文化が魅せる
20181204 1134 暗記もスマホで
20181205 1135 国際ボランティア・デー
20181206 1136 家族
20181207 1137 Takanawa, which one ?

20181210 1138 ギンナン、臭いが旨い
20181211 1139 いちごの名が並ぶ
20181212 1140 今年の漢字はどこから
20181213 1141 ひとつに決めた
20181214 1142 光の重なりと閃き

20181217 1143 荒川で桜が揺れる
20181218 1144 愛着と修理の経済学
20181219 1145 人は10倍、車は8倍
20181220 1146 料理屋の環境適応
20181221 1147 年越し終夜運転

20181225 1148 平成を表す
20181226 1149 ケーキが育む感性
20181227 1150 髪切りやの舵切り
20181228 1151 小売の多言語化

■エマープの理念■
よろこびをつなぐ。

http://www.emirps.com/

—EMIRPs Todayについて
齋藤がエマープ社内で毎朝配信しているマーケティング・コラムです。
社外の方から読みたいとの連絡をいただくことがあり、実験的に流しています。
齋藤が個人的に思うことを書き下ろす、テーマを定めていない随想です。
ティーブレークにでもご笑覧いただけると幸いです。
ほぼ、朝刊ですが、たまに抜けたり、、、適当ですのであしからず。

お気づきなこと、ご感想などをお寄せいただけると励みになります。
ビジネスの都合により一時休刊する場合もありますので、ご了解ください。
お邪魔でしたら配信停止しますので、お手数ですがご連絡をください。

著作権は齋藤寛に帰属します。
さ。

 

EMIRPs Today(2018-11-30)#1112-1132 2018年11月配信分

EMIRPs Today(2018-11-30)#1112-1132 2018年11月配信分

EMIRPs Todayに、毎朝おつき合いをいただき、
誠にありがとうございます。

はりはり鍋にした壬生菜は、熱々をふかふかとたくさん食べても、
まだまだ、たっぷりと残っていました。

すでに、7センチほどの長さに切り揃えてあります。
そうだ、漬物にしよう。

軽く塩を振り、しばらく放置してから、一旦、塩を洗い流しました。
水気をよく切ってから、あらためて塩を振っておいて、
昆布と鷹の爪とを一緒に、ジプロックに突っ込んで一晩寝かしました。
昆布から甘味と旨味ととろみがでて、鷹の爪が味を締める、はず。

翌日、口に放り込んで、しゃきしゃき、しゃきしゃき。
思わずにんまり。冬の始まり。

早いもので2018年もあと一ヶ月となりました。
今年も多くの出会いがあったことに感謝する日々。

さ。

■EMIRPs Today 2018年11月配信分
□20181130hs

20181101 1112 灯台記念日
20181102 1113 FOMMが狙う産業の産声

20181105 1114 独立をうかがう、天国隣島
20181106 1115 旅でみる地球の大きさ
20181107 1116 平成最後の立冬に想う
20181108 1117 ねじれ、効果と影響
20181109 1118 外国人就労者は人口の1%

20181112 1119 富津岬の午後
20181113 1120 三兆半の規模感
20181114 1121 脱・商店街モデル
20181115 1122 解禁日、万歳
20181116 1123 消費と数学

20181119 1124 眺望すること
20181120 1125 無双の仕事場
20181121 1126 初霜の季節感
20181122 1127 2019年の菊を夢見て

20181126 1128 ばんぱくはみらいだ
20181127 1129 蘖(ひこばえ)の主張
20181128 1130 かりんのおしくら饅頭
20181129 1131 乗ると高くつく?
20181130 1132 壬生菜で冬支度

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さ。

EMIRPs Today(2018-10-31)#1090-1111 2018年10月配信分

EMIRPs Today(2018-10-31)#1090-1111 2018年10月配信分

EMIRPs Todayに、毎朝おつき合いをいただき、
誠にありがとうございます。

先日、霞ヶ浦を回ったときに、蓮根畑と同じくらい目についたのが、
湖岸に並ぶ釣り人でした。

霞ヶ浦を周るサイクリングロードは、多くの箇所で自動車も走ります。
多摩川や荒川のサイクリングロードは、走る人と自転車に乗る人ですが、
霞ヶ浦では、自転車に乗る人と走る人、そして車が共存します。

その車でやってくるのは、釣り人が多いようでした。

長竿を何本も湖面に向けて並べておいて当たりをまつ家康型もいれば、
腰に(たも)を横刺しして湖岸を突きながら獲物を狙う秀吉型、
ボートを担ぎ出し漁場を動いて攻めまくる信長型もちらほら。

大型テントの横で朝食を作っているグループも、1,2キロにひとつは
あったように思います。

何が釣り上げられるのでしょうか。
道の駅には、鯉の甘露煮、鯰(なまず)バーガーが売られていました。

さいとうかん

■EMIRPs Today 2018年10月配信分
20181001 1090 週末の疾風ふたつ
20181002 1091 すってんころりん
20181003 1092 陣取り
20181004 1093 キャラ中華まん
20181005 1094 月曜日休みの表と裏

20181009 1095 縫うように渡る車社会
20181010 1096 量産EVへの挑戦
20181011 1097 輪ゴムは、ありますか?
20181012 1098 都の中央卸売は11市場

20181015 1099 消費税の潮目をどう読むか
20181016 1100 大山古墳はいつ造られたか
20181017 1101 11歳で世界1番
20181018 1102 柿、座布団型が好み
20181019 1103 師と士

20181022 1104 横浜、元町
20181023 1105 ペンが早く乾くと
20181024 1106 aaSの計り方
20181025 1107 満月と陰翳
20181026 1108 糖尿病予測ツール

20181029 1109 霞ヶ浦で蓮根豚
20181030 1110 東京人口集中の百年
20181031 1111 大切にしたいこと


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