おはようございます、さいとうです。
お土産にと、北海道産のワインをいただきました。透明のボトルに水彩画のエチケット、眺めるだけで心が華やぎます。
近年、国内のワイナリーが急速に増えています。国税庁によると、今では、奈良、佐賀、沖縄の3県を除く全国の都道府県にワイナリーは存在しており、令和3年1月1日現在で413場まで増えました。
ワイナリー数上位は山梨、長野、北海道の三県で計200場、続く山形(19場)、岩手(11場)とは規模が格段に違います。ワイナリー場数ベースでみると約半分となる48.4%を占め、製成数量ベースでは約七割となる69.5%を占めます。
ワイナリ 場数/製成数量kl
1位 山梨県 92場/4,334kl
2位 長野県 62場/4,071kl
3位 北海道 46場/3,058kl
全国合計場数 413場/16,499kl
出所)国税庁、令和3年1月1日現在
国内で製造するワインの種類は、赤と白が各々45%で合計90%、残りがスパークリングとその他のワインです。では、ワイナリーの主たる産地である上位三県のワインン種類の構成を並べてみましょう。
山梨県=赤34.8%+白59.1%+泡2.0%+他
長野県=赤65.3%+白30.6%+泡1.6%+他
北海道=赤32.9%+白47.9%+泡8.2%+他
出所)国税庁、
山梨は、言わずと知れたぶどう品種甲州のメッカで伝統的に白ワインが多いのですが、長野県では赤ワインが2/3を占めており、寒冷な気候で赤ワインは厳しいと思っていた北海道でも赤ワインが1/3を占めていました。
温暖化の影響で、農作物や果実、魚介類の北限が上がってきていると耳にしますが、ワインの製造に関してもその影響が顕著に表れているのでしょう。
さて、いただいたワインのコルクを抜きました。オレンジワインならではの、淡く優しい色だ。セイベル、ピノ・ノワール、ツヴァイゲルトレーベ、そしてヤマブドウをブレンドしているそう。
グラスを近づけると花の香りが届きました。
北海道に行きたくなりました。
さ。