おはようございます、さいとうです。
週末のWBC一次ラウンドでは、連夜の日本チームの快進撃に心が躍りました。少しは身体を動かさないと、冬眠明けのお知らせでしょう。
土曜日は午前中に用事を済ませて早めに昼食をとりました。ぽかぽかと陽気に誘われて、気分転換に外乗りしました。二か月余りも控えていた自転車を軽く点検して二時間ほどのご近所ポタリング、桃の花を見に行ってきました。
神奈川県の東部寄りには、桃の産地や果樹園がいくつかあります。以前から気になっていた横浜市北端、青葉区にある「花桃の丘」。二子玉川で多摩川をわたり国道246号の上がったり下がったりを繰り返し、あざみ野を北上します。
田園都市線の両側に住宅地が広がるこのあたりは、大型マンションや商業ビルが建ち並び、田園風情というよりもすっかり都市の風景。坂が多いせいでしょう自転車は少なく、車とバイクが幅を利かせてしました。
やがて、左手に小高い緑地が見えてきました。
早淵川を小さな橋で渡ったその先は20メートルの高低差、爪先上がりの急坂でした。台地に頭を出すと一面が畑でした、農作業をしている年配男性の姿が見えました。緩やかな農道をさらに上へ、頂から南斜面に桃の花が満開でした。
帽子を目深に被った二人連れのご婦人がガードレールに身を委ねて何やら覗き込んでいました。道端のカメラ女子はローアングルを狙っているのか、地面にぺったり座りこんでレンズを向ける。坂の下からゆっくり歩いてくる年配のお二人はご夫婦でしょうか、遠くの桃花を指差してうなずきあっていました。
花桃の丘は十数本のかたまりを作る桃畑がいくつかが点在しました。ピンク色や白色など品種ごとにまとまっているよう。花桃の周りは、昼間でもぼんやりと明るくなっていました。横浜に住んでいたころに観た写真ではもっとたくさんの桃の木が植えられていたよう。記憶が膨らんだのか、果樹が減ったのか。
畑全体が見える場所を見つけて、ぼんやりと花桃を眺めながら休みました。そよ風が丘を抜けていきます、幼い小鳥の囀りが谷津の方から響きました。
さ。
※雑感
山梨県の笛吹あたりは壮大な桃畑が圧巻ですが、都市近郊の桃畑も悪くないものだと感じました。花桃が満開になる時期は笛吹あたりよりも一か月近く早いのでこの、桜が咲く前に楽しめるのですね、
さて、東京都は今週木曜日、3月16日頃には桜も咲き始めるとの予報です。マスクを外して桜花を眺めることができるのは楽しみです。