おはようございます、さいとうです。
スマホの地図アプリで、今、自分が立つ位置が瞬時にわかって助かります。便利だ、GPSシステムのおかげだと空を仰いでも、人工衛星は見えません。
内閣官房は、先日12月5日に「情報収集衛星レーダ7号機の打ち上げについて」と報道発表しました。来年1月25日に、種子島宇宙センターからH-IIAロケットに搭載された情報収集衛星レーダが打ち上げられる予定とありました。
「情報収集衛星レーダ」とはなんだか厳めしい名称です。この衛星は、次号ですでに7号機を数えるわけですから、6機も実績があると知れます。
気象衛星「ひまわり」や衛星測位システムを担う「みちびき」のように、日頃、一般生活者が世話になっている人工衛星とは異なる。内閣府の資料によると、情報収集衛星の目的は「外交・防衛等の安全保障及び大規模災害等への対応等の危機管理のために必要な情報の収集を主な目的として、情報収集衛星を導入する(平成10年12月22日 閣議決定)とあり、その活動詳細は秘密のよう。
近々の活動に関する計画については、令和2年6月に宇宙開発戦略本部が決定した「宇宙基本計画工程表」に、情報収集衛星として光学衛星とレーダ衛星がともに計画に折り込まれており、令和4年度にはレーダ7号機、翌令和5年度には光学8号機の打ち上げが示されていました。
同計画には、情報収集衛星の今後の主な取り組みが次のように記載されます。
#10機体制(「基幹衛星」4機、「時間軸多様化衛星」4機及び「データ中
#継衛星」2機)の確立に向けた整備を着実に実施する
出所)宇宙基本計画工程表、令和2年6月29日宇宙開発戦略本部決定
宇宙に飛ぶ光学衛星による撮影画像とレーダ衛星による電磁波撮像とを活用して情報収集している。情報収集衛星による、宇宙から観察監視する体制は整ってきている。
はて、どのような情報が集まっているのでしょう。まさか、ふつうの一市民がスマホの地図を使って行き先の場所を辿っている姿を宇宙から覗かれることはないのでしょうが、何しろ空を見上げても相手は見えません。
壁に耳あり障子に目あり、いや、空に耳あり宇宙に目あり。
さ。
※雑感
伊賀、甲賀の忍びの者は平安から鎌倉時代に端を発し、戦国時代に活躍したことは良く知られています。忍びの主戦場はすでに宇宙にあるようだ。