EMIRPs Today(2022-12-12)#2102 三浦海岸の大根干し

おはようございます、さいとうです。

12月12日、今年も残すところ20日間となりました。週末、店頭の正月飾りが目に入り、つい気持ちが急いて早足になりました。

師走の三浦海岸では、浜辺に大根が干されます。すっかり、冬の風物詩です。海岸線に沿う長手に櫓が組み上げられ、大根が何列にも吊り下がり並びます。

今年もそろそろ始まったろうと見に行ってみました。三崎口の丘の上から穏やかに揺れる坂を下ると浜に出ました。太平洋を望む長い三浦海岸の中ほどに、ぼんやりと白い塊が見えました。海岸通を海の方へと渡りました。

二つの干し場が見られました。腰の高さに一段、さらに上にもう一段、上下に二段の列だ、海から陸に向かって大根の壁が十枚ほど構えられていました。

ここに並ぶ大根は、青首大根です。三浦と聞くとあの紡錘型の大きな三浦大根を思い浮かべますが、今や当地で作られる大根のほとんどが青首大根だそう。三浦大根は正月用の需要に合わせた生産がごくわずかだそう、希少品。

干し大根に近寄ってみました。表面が皺皺になっているのはすでに何日か干されたものでしょう、真新しいそれは真っ白で滑らかな肌をしています。素人の目にも、浜辺で大根を干す効果があることがわかりました。

広がる砂浜は、直射日光ばかりか波間や砂浜からの照り返しも集めて、風を遮る建物や山林は何ひとつない、大根は陽光と汐風に思う存分に戯れるわけだ。

美味しい沢庵(たくわん)になることでしょう。

さ。

※雑感
三浦大根の誕生は1925年、今から100年前。その大きく愛くるしい姿と煮崩れしにくいことなどから人気を博し、三浦大根の名を知らしめたわけです。ところが、1979年10月19日に来襲した台風20号で壊滅的な被害を受けます。急遽、冬の最盛期に間に合うよう栽培されたのが青首大根だと言います。成長が早く収量が多い、取扱いの良い小型が生産者にも消費者にも適したようで、一気に置き換わり、三浦大根の作付けはいまではわずか1~2%程度だそう。温暖なな三浦界隈では、キャベツ、スイカ、ダイコンの三毛作が多いそうですが、大根は青首が席巻しているそうだ。