EMIRPs Today(2022-09-20)#2047 無双の和太鼓

おはようございます、さいとうです。

ダダッ、ダダッ、ダダッ、ダダダダダッン!
初めて聴いた和太鼓の公演は予想を遥かに超えた勢いで音が迫り来ました。

和太鼓公演のご招待券をいただきました。以前から一度は聴いてみたいと思っていましたので嬉しい限り。今年の芸術の秋は和太鼓鑑賞で始まりました。

いただいたのは舞台正面の全貌が見渡せる特等席だ。早速、演目の予習です。公演は二部構成で十二曲のセットリストが用意されているようだ。客席の明りがゆるり落とされました。ざわつきが収まり、滑らかな闇に包まれました。

タンッ。瞬時に空気が張り詰めました。
タンッ。いよいよ公演が始まりました。

太鼓は英語ではdrum、バンドで叩くドラムはすっかり日本語でしょう。ドラムと聞くと洋楽器を思い、太鼓と聞くと和太鼓だと感じてしまうのは昭和世代だからだろうか。和太鼓では組紐で締めあげられる鼓や、櫓の上に載せて両側から打つ大太鼓まで様々な形状が思い浮かびます。

太鼓の種類や大きさにより音色や音域が異なることや、打点やその強弱で多彩に表現されることは知識では知っていましたし、映像や動画で見たことも、祭太鼓を遠くに眺めてみたこともありましたが、生の演奏会は初めてです。

着座で太鼓を愛でていたかたと思えば、ロックバンドのベースのように斜めに掛けた太鼓を叩きながら舞い踊る。独奏もあれば幾人かの奏者が絡む楽曲もあり、大小さまざまな和太鼓が登場しました。まるで岩山のような大太鼓に向かう奏者の背中が大きい、隆々とした肩が瞬時に動き、怒号の唸りを奏でる。

ああ、大自然の中に佇み、草原を走る風の音や峡谷の滝の轟きに耳を傾けて、森の大木たち、雷や雨、高く広がる空に包み込まれているようだ。

ダン、ダン、ダンッ。ダダダダダッ、ダダダダダダッン。

桴(ばち)が、視覚を超越した速さで繰り出された。
人と自然界が混然一体となった世界が創りだされた。

さ。

※雑感
小さな桴(ばち)はお箸くらいでしょうか、大きいものは野球バットよりも太く長そうなものもありました。胴を叩く音は甲高く、皮は大きな音を創る。客席まで十数メートルしかないのですが、奏者の叩く動きが速く、耳に届く音の速度が追いつかないよう。花火のように音が遅れて届きました。生演奏ならではの迫力でした。すごいものだ。