EMIRPs Today(2022-09-12)#2042 稲城の梨園にて

おはようございます、さいとうです。

九月も半ばになり、ずいぶんと過ごしやすくなってきました。朝の窓から流れ込む空気は冷り、薄暮には虫が奏でる。

朝活ポタリングで多摩丘陵界隈をぐるりと走った帰り道に、稲城に立ち寄りました。そう、梨が旬を迎えています。南大沢から多摩川までは下り基調です、関戸橋を右折してしばらく進むと稲城。まだ九時、少し時間が早いだろうか。

梨園が賑わう矢野口あたりを散策してみました。建屋を構えている販売店舗はまだ開店前だが、直販所はすでに営んでいるようだ。果樹園の脇に農主が小屋を建てて営むあれです。窓先に梨が並んでいました。

梨は品種により収穫時期が異なります。早生種の稲城はもうおわり、今は豊水や秋月が旬にあたり、実が大きくなる新高は、二、三週は先でしょう。

何年か前に購入したことのある農園前に幟があがっていました。自転車を停めて、店を覗くと向こうからもこちらお覗いていました。年配のおばあちゃんが店番をしていました。「こんにちは」、少し耳が遠いよう。もう一度、今度は少し大きめの声で「こんにちは」。「はあ」、返事が返ってきました。

秋月と豊水が並んでいました。品種と大きさの違いで分けて、籠に盛られていました。「大きい方が美味しいよ」と目尻の皺が優しい。ゴロンと大きな実が積みあがった山をいただきました。

もうひとつ、大きな実を両手で包んで持ってきました。「これ、食べて、鳥に突かれたものだけど」、年季の入った手のひらで、愛おしそうに梨の肌を撫でます。おまけにつけてくれました。「どうも、ありがとう。うれしいです」、バッグを開けて詰めました。

おばあちゃんは、おもむろに振り向くと、今度はズッキーニを手にしました。「このきゅうりも食べて、甘いよ」、えっ、きゅうり。ゆうに長さは30センチを越え、太さは大根ほどもありそう。たった一本で五、六本分の重さはありそう、手にずっしり。「ありがとうございます」。

折り畳みのデイバッグが、ぱんぱんになりました。
梨を傷めないようにと、道の凸凹をかわしながらゆっくり帰りました。

さ。