EMIRPs Today(2022-06-14)#1981 新型EVに食指が動く齢

おはようございます、さいとうです。

11,429台。
日産自動車が5月20日に発表した電気自動車「日産サクラ」の受注台数だそう。

一万台という台数が多いのか少ないかは、一般生活者にとっては判然としない数字ですが、少なくとも2つの点が光ります。

まず一つ目は、5月20日から6月13日までの一か月に満たない期間の受注台数だということです。例えば5月の乗用車の受注台数と比較するとよくわかります。日本自動車販売協会連合会が発表する台数を並べると次の通り。月間1万台を越えているのは、トヨタのヤリスだけだと分かります。

1位 12,400台 ヤリス/トヨタ
2位  9,424台 カローラ/トヨタ
3位  7,704台 ルーミー/トヨタ
出所)日本自動車販売協会連合会、2022年5月

二つ目は、まだ発売されていない時期の予約注文だということです。先月20日軽自動車枠の新型電気自動車として発表されて話題になりましたが、販売開始は、明後日、6月16日です。既存車種のモデルチェンジではなく、まったくの新型車、まだ市中を走っていない車種に対する予約なのです。

では、予約されたのはどんな年代なのでしょう。同社は予約注文をした方の、年齢層別構成比も公表していました。実に、50代と60代で半数を占めており、40歳未満は10%強い。さらには、70代以上が21%を占めていました。

70代~ 21%
60代  26%
50代  24%
40代  18%
~30代 11%
出所)日産自動車プレスリリースより引用

同社のプレスリリースは次のように締めくくられていました。

#日産自動車は、「日産リーフ」、「日産アリア」、「日産サクラ」の3車種
#で、電気自動車の普及促進に弾みをつけ、さらに電動化を加速することで、
#カーボンニュートラルの実現を目指していきます。

販売になったら、見に行ってみようと思いました。

さ。

※雑感
日産自動車「日産アリア」は、昨年6月に同じように予約注文を受け付けており、10日間で約4000台の予約を注文でした。「日産サクラ」と「日産アリア」の年齢層を比較すると、「日産サクラ」がより高い年齢層に響いていることが分かります。
年代 サクラ/アリア
60代~ 47%/31%
50代  24%/33%
40代  18%/24%
~30代 11%/12%
出所)日産自動車プレスリリースより引用

※日産自動車 ホームページ
SAKURA Visible Kit
https://www2.nissan.co.jp/SP/NEWKEIEV/UNVEIL/
「日産サクラ」、発表から3週間で受注11,000台突破/2022/06/13
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/220613-01-j
「日産アリア」、国内の予約注文が10日間で約4,000台/2021/06/15
https://global.nissannews.com/ja-JP/releases/release-ee2d001866d2b4a381924af5af1a938e-210615-02-j