EMIRPs Today(2022-04-22)#1950 アーシーが旨い

おはようございます、さいとうです。

「コーヒーの種類をお選びいただけますか」。朝食に訪れたカフェでは、産地の異なるストレートコーヒーが選べました。

幾つか並んだそれぞれに、簡単に説明が書かれていました。少し苦味があるがすっきりとした香りのものがぼくの好みだ。上から順番に目を走らせました。アーシーな風味と書かれた銘柄がありました。

アーシー、ん、コーヒーの風味を表すときに使われる用語で、片仮名で書かれていると分かりにくいが、英語で書くとearthyです。

ワインはぶどう品種、産地、造り手により、香りや味、余韻の個性が表れます。そこで様子を表す細やかな言葉がいつくもあり、それらを組み合わせてそのワインの共通理解を深めてくれます。コーヒーも豆の種類、産地や焙煎等により味も香りも異なるため、共通理解のための用語がいくつもあります。

トースティ、スモーキーのように焙煎等による良い焦げ香りが表現されたり、タンギィのように果実味をポジティブに表したりするものもあれば、タバコのタールのようなタリーや雑味の多いラフのように、あまり好ましくない場合に使う表現などさまざまです。

アーシーは、どうでしょう。大地、土っっぽい香りがするときの表わしです。トラジャやマンデリンのようなインドネシア産のコーヒーに現れる風味で、大地の風景を想起させる鍵のひとつ、好みが分かれるところでしょう。

運ばれてきたマグカップには、コーヒーがなみなみと注がれていました。「こちらに、飲み頃が書かれているので風味の変化をお楽しみください」、店員から名刺大の手引きを渡されました。

85℃でアーシー、75℃でエキゾチックでスパイシー、66℃でビターなコク。

アーシーを感じるには冷める前に飲まねば。ああ、猫舌には熱い。横浜港の潮の香りを感じながら、土の平原が広がりました。

さ。

※雑感
いただいたカードには、店内で自家焙煎であること、注文後に豆を挽くこと、サイフォンで淹れていることが書かれていました。たしかに、あの一口目の強いアーシーな風味ながらも、すっきりと飲めたのは、サイフォン・コーヒーならではのものかもしれません。