おはようございます、さいとうです。
お出かけを控えた週末は、書斎であれやこれやと過ごしました。気分転換に、近所の直売所へ野菜を買いに行ってみました。
のぼり旗が見えました、今日は出物があるようだ。農園主がちょうど品出しをしている最中でした。先日の大根を炊いたらとても美味しかったことを報告。今日も、あるよ。まだ、土がついた例の紡錘型の大根がありました。今日のものは一回り大きくラグビーボールみたい、青首2、3本分の重さ。
隣りの棚には見たことがない柑橘が並んでいました。これは何ですか、園主に尋ねました。レモンだ。へえ東京でも生るのか。どうやって食べるのですか。絞ってかけてもいいし、焼酎やレモネードにしても美味しいよ、食べてみて。
レモンって、最近は、輸入物ばかりでなく瀬戸内産などもよく聞くようになりましたが、本来、もっと暖かい地域の作物かと思っていました。同じ町内でも作られているとは知りませんでした。急に口の中が酸っぱくなりました。手に取るとゆうにソフトボールくらいの大きさがありました。
電動ママチャリでご婦人がやってきました。野菜とともに柚子やレモン、蜜柑などをさくさくと選んでいきました。「ここに来ると、いろんな種類の柑橘があるからいつも教えてもらうの」とマスクの上で目が優しく笑っていました。お先にと風のように去っていきました。
そうか、ぼくも蜜柑をもらって行こう。棚には、大きいものもから小さいものまで十個ほどが袋にごちゃまぜで入っていました。その艶加減で、ワックスがかかっていないことが知れます。「昔ながらのみかん。200円」と手書きで添えられていました。ひとふくろ、いただきました。
徒歩2分の町内にある地産地消は、スーパー・マイクロ経済。畑のとなりの小さなブースに並ぶ野菜や果物は新鮮で、物流や輸送費もかからなければ梱包や過剰包装もなし、レジ打ちするスタッフもいません。
買い手も自分が消費する分だけを見極めていただくのです。これも悪くない。大根とレモンと蜜柑を入れた袋を後ろ籠に載せて、ゆるゆる漕ぎだしました。
さ。
※雑感
早速、台所でデカ大根の土を洗いました。つやつや真っ白な肌が現れました。包丁をいれた途端に、切り口から水分が浸みだしてきました。ほんのりと甘さがありました。まずは生でいただいて、後はおでんにでも炊いてみよう。
暮らしや生活の中に、ほんの少しで良い、スーパー・マイクロ経済を採り入れることで、地域への関心も高まり丁寧な生活を意識するようになると思う。