EMIRPs Today(2021-11-02)#1838 えっちらおっちら、箱根

おはようございます、さいとうです。

ようやく、山の中腹あたりまで上がってきたようです。林の切れ間から、向かいの稜線が見えるようになってきました。

真鶴道路の南端、福浦を下りると目の前に湯河原の海が広がっていました。ぎぎりまで迫る山を海が迎える海岸通には都心で見ることのない迫力がある。今日は、箱根に上ってみることにしました。選んだのは椿ラインです。

椿ラインは、小田原川から芦ノ湖に向かうルートの一つで、湯河原の海っぺりから大観山の山頂まで山肌に沿って結ぶ道です。箱根新道や旧道ほども交通量が多くないというので、ゆるゆる走るにはよさそう。

裾の温泉街を抜けるといよいよ山沿いの森に潜ります。とは言っても対面通行の舗装路はきれいに整備されているので踏みやすい。紅葉が始まったばかりの木々を見上げながら、ゆっくりゆっくりと進みました。

息があがってしまわないように、脚が売り切れて悲鳴をあげないように、力加減を意識しながらペダルを回しました。こういう状態を「えっちらおっちら」と言うのだろうなあ、「えっちらおっちら」の語源は何だろう。ああ、昨日作った提案書のあの文章は直そう。妙なことがつぎつぎ頭に浮かんできます。

木々が途切れがちになり、海を臨める場所に出ました。手前に初島が、その向こうには大島が見えました。尾根の先に見えるのは十国峠の方面だろう、熱海は陰になっているよう。サイクル・コンピュータは速度と一緒に、地図で位置や残りの標高も数え上げてくれます。あと少しだ。

頂上に着きました。標識には「箱根大観山 標高 1,011メートル」。

尾根の向こう側の風景が広がりました。
芦ノ湖越しに、雪を被った富士山が優美に微笑んでいました。

さ。

※雑感
「えっちらおっちら」、最近ではあまり耳にすることのなくなった表現です。先日、稲城の坂を上るときにも「えっちらおっちら」と思い浮かびました。状況は、労力をかけてゆっくりと歩を進める様子を表しますが、言い換えられる他の言葉を思いつかない。ぼくの好きな言葉の一つです。「えっちらおっちら」、ゆっくりだが弛まず進む様子に、気持ちが共鳴する。