EMIRPs Today(2021-10-11)#1822 稲城の新高

おはようございます、さいとうです。

今年は、「スポーツの日」をすでに先取りしてしまっているというのに、十月の暦をみて、第二週に赤い丸印を探してしまい、一人で苦笑い。

かつての体育の日、現スポーツの日が晴天が多い特異日だと良く耳にします。統計的にどうかは別にして、この時期は気温も穏やかになり、そよぐ風を友に身体を動かしたくなることに間違いはないでしょう。

週末朝のお散歩ポタリングは、久しぶりに多摩川の上流に向かってみました。庭木に咲く花をみたり、少し黄色く焼け始めた山肌を眺めたりと、のんびり気ままに走るにはもってこいの季節です。

低い丘を越える馴染みの坂道をえっちらおっちら上って、少し息があがったあたりで満足しました。踵を返して、脚を止めたまま重力に身を任せました。

そうだ、せっかく稲城あたりまできたのだから、梨でも買って帰ろう。梨畑が密集する矢野口に移動して裏通りを入ってみました。梨は夏から初秋が旬、十月に入ってしまうと多くの品種は出荷を終えています。どうかな、まだ、手に入るかな。うろうろと廻りましたが、どこも直売小屋が閉まっていました。

今年は無理かなと思った時、ちょうど笊に梨を載せて並べる姿が見えました。
「こんにちは、これ、いただけますか」、「どうぞ」、
「美味しそうなものを選んでもらえますか」、「そうね」、
農婦がしばし笊を眺めます。しばらくしておもむろに、
「どれも、今朝、採ってきたばかりで美味しいと思いますよ」と、にこり。
ああ、とても失礼なことを聞いてしまったようだ。
「では、こちらとそちらの笊のものをください」。

帰ろうとしたら「これも食べてくみてださい」、農婦の手にさらに何個か。「ありがとうございます、うれしい。いただきます」。

さ。

※雑感
手に入った品種は新高でした。稲城など多摩梨として栽培されるいくつかの梨の品種が終わってから、最後に旬を迎える晩生(おくて)です。稲城のあたりで採れる新高はとても美味しい。農婦によると、とても日持ちがよいそうで、一、二週間はそのままも平気であるばかりか、新聞で包んで冷暗所で保存するとお正月にも美味しく食べられるそうと、この農園に毎年買いにくる方もいると言います。
帰宅して重さを計ってみました。700グラムから1キロ超えまでありました。どうりで、肩にずっしりと重かったはずだ。夕食後にいただきました。あまくて瑞々しい、やさしい梨でした。味覚の秋にも赤丸が欲しい。