EMIRPs Today(2021-07-26)#1770 今年の鷺

おはようございます、さいとうです。

週末、特例の四連休。遠出もせず、大人しく過ごしました。真夏の始まりに休みがあると、身体が暑さに馴染みやすいように思います。

まだ陽射しが上がって暑くなる前にと、早起きして九品仏までお散歩しました。狙いは鷺草(さぎそう)です。真夏のひと時だけ、境内に設えられた小池の水辺に可憐な白鷺が飛ぶのです。昨年は見そびれたので、今年こそ。

世田谷の区の花になっている鷺草は、九品仏浄真寺がある奥沢あたりに自生していたそうです。この辺りは、年配の方に話を聞くと、半世紀ほど前はまだ湿地や空き地も目についたそうですが、今ではすっかり住宅地になりました。

門をくぐりすぐの右手に、鷺草園が造られています。育てるのが難しいと知られる花の一つ、鷺草。近所に住むようになってから、毎年咲くことに驚いたのですが、世田谷区によると毎年七月下旬に植え付けしているそう。合点。

さて、今年の夏。鷺は舞っているのか。

七、八畳の部屋くらいの小さな池の水際に、鷺草が花を咲かせていました。天に向かって真っすぐ首をもたげた蕾がいつくもみられましたから、まだ、しばらくは楽しめそうです。

多くの花は、丸い印象ですが、鷺草の花はその名にある通り、飛んでいる鷺の姿のようと形容されるくらいですから、独特の形をしています。一輪というよりも一羽と呼びたくなるように優美な姿をしています。

かつて奥沢の水辺には、何百羽、何千羽も舞い飛んだのだろうか。古の様子を想像してみました。脳内プロジェクション・マッピングです。

いつの間にか、ずいぶんと時間が経っていました。
境内の蝉が盛大に泣き始めました。

さ。

※雑感
境内には、蓮の花が咲いていました。鉢植えされた立派な蓮が、境内のあちらこちらに散らばめて置かれます。芝の小山、蓮の花、さして鷺草。九品を表す寺院建物が蓮池に浮かんでいる様子を表現しているのでしょうか。薄桃色の花びらに朝陽が透け、天上の雰囲気を醸し出していました。

※世田谷区ホームページ
鷺草園
https://www.city.setagaya.lg.jp/mokuji/kusei/012/015/001/004/d00018764.html