EMIRPs Today(2021-06-08)#1738 選択する未来が見る未来

おはようございます、さいとうです。

目黒通の歩道脇に植えられた紫陽花が満開になりました。環七と山手通の中ほどに色とりどりの花が咲く、プチ紫陽花街道。

政府が進めていた「選択する未来2.0」の報告が公表されました。2014年に設置された経済財政諮問会議の「選択する未来」から7年、コロナの影響をも踏まえた提言がまとめられました。

報告では、「新型コロナウイルス感染症による危機を社会変革の契機と捉え、日本社会を10年分前進させる変革を一気に進める」と述べられています。「今が選択の時。次の機会はもうないと考えるべき」との提言。

捉えどころのない急激な社会変化も、簡潔にまとめられた数字や図表を眺めることによりすっと腹落ちし、漠然と抱きがちな不安の根源を理解できます。

例えばデジタル社会へのイノベーティブな活動の遅れを良く耳にしますが、米国と日本のベンチャーキャピタルへの投資件数や金額を比較すると、彼我の差は霞むほどもあり、ユニコーン企業(時価総額10億ドル以上の未公開企業)の社数は70倍の差、時価総額は約180倍の差があることが知れます。

ベンチャーキャピタル投資件数と金額(2020年)
比較項目 日本 米国
投資件数 1200 12,300社
投資金額 1500億 16兆7000億円

ユニコーン企業の数と時価総額の合計(2021年)
比較項目 日本 米国
ユニコーン企業 5社 368社
時価総額合計 64億 11,650億ドル
出所)選択する未来 2.0報告 より引用

報告では、一貫して「人材への投資」が大切であると提言していました。

「変革の力を生み出すことができるのは『人』である」と言います。人材への徹底した投資により、「この国に生まれて良かった、この国に住んで良かったと個々人が実感できる社会」となると。

紫陽花はは土により色が変わります。
今、未来の人材を育む環境が大切だと実感しました。

さ。

※雑感
同報告書は50ページに及ぶ読み応えのある提言でした。参考資料はビジュアルでわかりやすく読みやすいかもしれません。
日常に見聞きする社会の状態は、どうしても、その時々に耳目を集める目立つ出来事が多くなりますが、構造的に整理されると理解が深くなるように思う。少子化が加速する中、年代や仕事に関係なく、知るべきことではないかと思いました。

※内閣府ホームページ
選択する未来 2.0報告/2021 年6月4日
https://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/future2/saishuu.pdf
選択する未来 2.0報告/参考資料/令和3年6月4日
https://www5.cao.go.jp/keizai2/keizai-syakai/future2/saishuu-sankou.pdf