EMIRPs Today(2021-05-06)#1715 香りを借りる

おはようございます、さいとうです。

自宅で過ごす連休、かさかさに乾いてしまっていた床に潤いを足しました。天然油が乾くまで窓を開け風を通しました。甘い香りが漂ってきました。

居間にある窓前を順番にぐるぐると歩いてみました。ほのかな匂いは、西側の高窓ジャロジーから入ってきているようでした。そうか、お隣のご婦人が手がけられているイングリッシュ・ガーデンの薔薇の花の香りなのか。

正午に向けて上がってくる気温と穏やかに吹く風向きの加減がちょうどよかったのでしょう。薔薇ならではの円やかな優しい甘みがふんわり、ふんわりと届きます。そして、しばらくするとまた次のふんわりがやってくるのでした。

山野にでかけるともっと強く新緑の薫風を感じるのかもしれませんが、自宅に居ながらにして初夏の香りを聞くことができるのはなんとも贅沢なことです。景色には借景という言葉がありますが、これは借香とども言うのだろうか。

ぼんやりと想いを巡らせながら、香り模様を味わいました。

ご婦人は、例年、薔薇の時期にはどうぞ見にいらして下さいとお誘いいただきます。香りの姿を確かめたくなり、焼菓子を携えて見せてもらいに行きました。

芝生を囲むように植えられた幾種類もの薔薇は、すでに満開でした。パラソルの帆布が眩しい、陽射しが夏のそれに代わっていました。

2021、立夏に薫る。

さ。