EMIRPs Today(2020-10-22)#1587 日比谷で映画祭

おはようございます、さいとうです。

ビル群が囲う広場に設置された大きな銀幕で、映画が上映されていました。大写しされているのは、嗚呼、アラビアのロレンス。

ミッドタウン日比谷で「日比谷シネマフェスティバル2020」が始まりました。その企画のひとつで屋外で名作を上映するといいます。秋の青空に誘われてのぞいてきました。

日比谷は、演劇や映画など日本でも有数の芸術文化の発信地のひとつでしょう。その日比谷界隈のランドマークを担う東京ミッドタウン日比谷が、日比谷から始まる体験する映画祭と銘打ち「日比谷シネマフェスティバル2020」を開催。

日比谷映画劇場おかえりなさい上映会、トロント日本映画祭、東京国際映画祭日比谷会場、キネマ旬報表紙で振り返る映画女優展が企画されています。アラビアのロレンスは、おかえりなさい上映会プログラムの一つです。

日比谷映画劇場は1934年(昭和9年)に開業した1375席を誇る大劇場でした。世界中の名作を数多く上映し、日本に映画文化を根付かせた立役者でしたが、1984年に半世紀の歴史に幕を閉じました。伝説の映画館です。

おかえりなさい上映会では、同劇場の最終興行で上映された「ローマの休日」、「第三の男」、「アラビアのロレンス」、「美女と野獣」、「麗しのサブリナ」、「喝采」の6本がプログラムにのっていました。

さて、特設スクリーン前に40席だけ用意された特等席は、現代的な映画館の椅子でもなければ、イベント用の簡易椅子でもなく、ビーチで見かけるようなウッドチェアがゆっくりとリクライニングされて並んでいました。

観客がいないのなか。回り込んでみると、チェアに寝座りブランケットを身体いっぱいにかけてスクリーンをじっと見つめている方々で埋まっていました。かつて日比谷映画劇場で鑑賞されていた世代でしょうか、白髪の方もちらほら。

目頭を押さえているご婦人がいました。
埃が舞ったのだろうか、いやいや風など吹いていません。
ピーター・オトゥールが砂漠を走っていました。

さ。

※雑感
屋外で映画を観るのはとても贅沢ですね。大きな画面、広がる音響。スクリーンから少し離れた階段に腰かけて、しばらく様子を眺めました。週末にゆっくり観に行きたいと思いました。暖かくなればいいな。