EMIRPs Today(2020-04-28)#1469 深い時間よりも


おはようございます、さいとうです。

さて、これ位にしよう、ラジオを聴きながら机の片づけをしていました。「深い時間には」、ラジオのパーソナリティの言葉に心がざらつきました。

夜が深まるとか深夜とか表しますから、深い時間と聞くと、ああ夜遅い時間帯のことを指しているのだろうとは思いますが、自分で何時ごろになったら、時間が深いと感じるかと考えてみても、さっぱりぴんときませんでした。

深まった後を深いと表すことが、上手に結びつかなかったよう。時間軸に対して深まるという表しは、夜に限らず使う場面があります。例えば季節では、「秋が深まる」と表現します。真夜中になったり、晩秋に近づいたりとその時の変化がもたらす程度が強まることを「深まる」。

「深まる」は、その始まり地点や時点から奥や底に向かう到達点までの距離が大きくなっていくことを表しています。

時間の他にも、恋人との愛は「深まる」し、学問や専門の知識も「深まる」。人と人、国と国などの関係性が強くなることや、知らなかったことへの理解が増えることを深まるといいます。

さて、「深い愛」とか「深い知識」という表現は一般的だし、時間軸に対しても「深い秋」と聞いても違和感がないのに、夜遅い時間帯を指す「深い時間」にだけ、なぜ、ざらっとしたのだろう。

きっと「深い」は状態を表している言葉で、「深い時間」と表したところで、時計の針は常に時々刻々と進み続けており同じ状態を保つわけではない現実に感覚的な違いを感じたのだと気が付きました。

人の遺伝子には、昼間の明るい時間が行動時間帯であると組み込まれていて、時間の深まりは受け入れられても深い時間に留まりたくはなのかもしれない。

空が白んで夜が明けて、朝陽を浴びると気持ちが良いですから。

さ。

※雑感
春や夏は深まらないし、朝も昼も深まらないのも面白いですね。夜は太陽が隠れて暗くなり、秋は日が短くなり暗い時間が長くなる。奥底など光が届きにくくなることと、深まるとの表しが合うのでしょう。まあ、最近はすっかり朝型の活動スタイルが身についてきて、「深い時間」は「深い眠り」に就いていることが多いです。眠りは、「深い」が似合うようです。