EMIRPs Today(2020-01-14)#1397 デジタル解毒の効用

おはようございます、さいとうです。

この一年ほど、休日にはスマホを書斎に置いておくことが増えました。積極的に、デジタル・デトックスに取り組むようにしています。

なにもオンライン・ゲームに浸かっているわけでも、SNSなどに依存しているわけでもないのですが、仕事でも暮らしでもPCやスマホ、ネットの情報を使うことが多く、ついつい自分の軸が傾いでいるように感じたからでした。

テレビを習慣的に見なくなって久しく、それで日常に支障はありませんから、きっと、デジタル機器を遠ざけても問題ないだろうとの考えです。

よし、スマホを見るのを控えようと決めたときは、出かける際にも財布しかもたずに、読書もキンドルではなく単行本を手に取るようにしました。

雑踏の話し声も、自動車の走行音も、よく届いてきます。さらに耳を澄ますと風に揺れる庭木の葉音や鳥の鳴き声、散歩中の犬の足音も聞こえてきました。

意外な効用は、ゆっくりと食べようとする意識が高まったことでしょう。子供の頃から早食い、母から常に「良く噛んで食べなさい」と言われました。「カレーは飲み物」なんて耳にすると仲間を見つけたようでにんまりするほど。

ところが、目で追うデジタル情報量が減じてくると聴力が冴えてくると同時に味覚や嗅覚もにわかに敏感になり、また、時を刻む体内時計も少しゆったりと進んでいるように感じてきました。感覚や感性は密接につながているという
ことなのでしょう。

普段、いかに「せっかち」にデジタルを貪ってしまっているかがわかります。社会に組み込まれたデジタルの仕掛けは、生活を一層便利にしてくれます。ただ、デジタル・エピュキュリズムには溺れないようにしようと思うのです。

さ。

※雑感
高校生の頃から、常にPCに触れ続けてきました。ところが根はアナログ好き。未だに手帳を使って予定を留めるし、もやもや、ふつふつと考えの糸口が見え隠れする時には、絵や図にしてみたり文字にすることにする。
そこで手の怪我で困ったことが一つあり、筆記具がうまく使えないことです。皮肉なことに、このコラムもデジタル・デバイスならば執筆できるのです。デジタル機器を使いながら、デジタル・デトックスができないだろうか。