EMIRPs Today(2019-12-24)#1388 デーツの実生

おはようございます、さいとうです。

このデーツ、美味しいぞ。種を植木鉢に押し込んだのは、半年ほど前のこと。先日、ようやく二枚目の葉っぱが顔をだしました。

デーツは別名なつめやしのこと。そもそも、数年前まで口にしたこともなく、最古のドライフルーツの一つであることも、各地に多くの種類があることも、産地によっても味や干し加減が違うことも知らず、せいぜい、クリスマスの焼き菓子に入っていることもある程度の理解でした。

ある時、従兄弟がお土産にとマジョール・デーツをくれました。親指大のゴロンとした大きさで皺の入った茶褐色の外皮をまとい、ゴム細工のよう。これを食べるのかと思いながら齧ってみると、ねっとりとした触感でした。

干し柿とも、干し芋とも異なる、果実特有の甘みを粘りが包んでいました。ああ、これは面白い。以来、デーツを口にするようになったのでした。

ある日、食べた実が抜群でした。種を洗い、あらためて眺めてみました。デーツの種はあの「柿の種」の形です、本物の柿の種よりよっぽど似ている。まさか乾物の種から芽はでないよなあと思いつつも、土に押し込みました。

数週間で、3つ植えた中の1つから芽が出てきました。しばらく観察をしていると、笹のように筋が通ったニラほどの幅しかない葉がすくすくと伸び、いつの間にか30センチほどの長さになりました。

ところが、待てど暮らせど二枚目の葉が出てきません。実生は難しいのかとあきらめかけたのですが、同じようなことを考える先人もいるはずだと調べてみると、半年ほど経ってから次の葉が出たという例がありました。

それならばと、デーツが好む本来の環境に少しでも近づけてやろうと思い、陽が当たる窓際の特等席に鉢を据えて、水やりは極力控えめにしました。毎朝、今日はどうかな、そろそろだぞと眺めてきたのでした。

12月に入ってクリスマスが近づいて、ようやく次の芽が出てきました。いつか東京でも実をつけてやるぞ、そんな逞しい声が聞こえたようでした。

さ。

※雑感
ドライフードは、奥深いですね。
ドライフルーツも、デーツの他に古くから食べられていたのもとして、レーズン(葡萄)やプルーン、フィグ(無花果)などがあります。最近は、食べやすいように加糖されたものもあるようですが、ぼくの好みは干しただけのもの。太陽と風の恵みを感じるものが好きです。