EMIRPs Today(2019-11-11)#1357 悠々と奏でるサロン

おはようございます、さいとうです。

これはどう、旧知の方からお誘いいただいたのはクラシックのコンサート。仕事の段取りに手間取ってしまい、行きたいとお伝え出来たのが直前でした。

案内に記された住所は、自宅から歩いてもほんの数分のところのようでした。何度も通ったことがあるのですが演奏を聴くような場所は思い当たりません。

住宅街の路地にひっそりと会場がありました、並ぶ民家のひとつでした。小さい前庭を抜けると、そこにはグランド・ピアノが並ぶ部屋がありました。十数席の小さなサロン、先客は既にワインを飲みながら談笑されていました。

今夕の演奏会は、チェロとピアノのアンサンブルです。国内外で活躍されているドレス姿のお二人が、するりと入室されてきました。幾度目の方も聴きに来られているよう、親しみの笑みで迎えられていました。

歓迎の挨拶ののち、サロン会の目論見や予定する演目がご紹介されました。作曲家のあらましに続いて、曲が作られたときの作者の人生や交友関係、その頃の時代背景等を分かりやすく解き明かしていただきました。サロン部屋がまるっとその創作された時代にタイムトラベルに旅するようでした。

さて、サロン号は当時のどこかに着いたよう、最初の曲が始まりました。衣擦れも聴こえるほどの目と鼻の先で、二人の演奏が絡みました。チェロの弦の調べにのって、ピアノが作曲家の想いを語っているようでした。

ああ、室内楽は元来このように楽しみ育まれてきた文化なのだろうな。
遠い時代の異国の地に、想いを馳せた夜でした。

さ。