EMIRPs Today(2019-10-11)#1339 曼殊沙華

おはようございます、さいとうです。

同僚から「出身はハンノウです」と聞いたのは社会人に成りたてのころでした。恥ずかしなが初耳の地名で、どの県、いや海外か、なんて思ったのでした。

飯能の先に、曼殊沙華の群生地があると教えられ行ってみることにしました。地図を眺めると、多摩川沿いに遡上し福生のあたりを北に向かうと着きそう。道を引いてみると60キロ、往復120キロですから昼過ぎには戻れる算段です。

曼殊沙華は、彼岸花とも呼ばれ、秋分の日あたりに咲くことで知られます。群生地は飯能駅から北に数キロの隣町、日高市の巾着田というところです。川がうねり形成された河原が囲む丸い平地が巾着のような形をしているため巾着田と呼ばれるようになったのだそう。

いつしか流れ着いた曼殊沙華が花を咲かせるようになり、その後地元の方が整備を進められ、今では500万本が咲くようになりました。

夜明けとともに出発し、とことこ走ること3時間、8時半頃に到着しました。今季の公開催事の最終日であり、すでに最盛期を過ぎているはずなのですが、それでも一面に真っ赤な絨毯が敷かれたようで、妖しく揺れていました。

曼殊沙華はサンスクリット語の「マンジュシャカ」で赤いことを表すそう。仏教では天界の花とされます。曼殊沙華には毒がありますが水に晒すとその毒は抜けるため、良質な澱粉をもつ球根は飢饉を救う貴重な食材でもある。

開花時期には葉をつけていない草花です。しゅっと立ち上がる細い茎の先に、打上花火が弾けたように赤く細い花びらを拡げる。花を咲かせる自らの使命に真っ直ぐで迷いないその姿勢に、本質を大切にするべきだと教えられました。

それにしても、せっかくの飯能は通り過ぎただけでした。どうも遠い町です。来年は曼殊沙華の最盛期に来てみよう、飯能も散策することにしよう。

さ。

※雑感
さて、台風19号が近づいてきていますね。交通関係の計画運休も発表されています。お仕事の方も、お休みのかたも、安全にお過ごしくださいませ。