EMIRPs Today(2019-10-03)#1333 名残りの露草

おはようございます、さいとうです。

高圧水を使って玄関周りの掃除をしました。あの黄色いマシンは強力です。剃刀で髭を剃り落とすようにするすると、積年の染みや汚れが飛んでいきました。

玄関脇にある室外設備保守用の小石敷に、露草(ツユクサ)が咲いていました。もう十月、気温も下がり始めたのですからきっと今季の最後の花なのでしょう。青紫色の対の花びらの先に黄色と白の蕊(しべ)をもつ、一日限りの可憐な花。

人差し指の爪ほどの大きさの花ですから、普段は遠目で眺める程度ですが、あらためて近くで見ると、特徴的な形状をしていることがわかります。

花びらは全部で3枚、花のイメージを特徴づけているのは大きい2枚です。青紫色で上部にありミッキーの耳のように対で開く花びらがそれです。もう一枚、別に白く小さい花びら一枚が下方に寄り添います。

蕊(しべ)は、7個もあります。雄しべが6個に、雌しべが1個。花の中央に位置し黄色い花粉を携える4本が雄しべかと思っていましたが、アルプホルンのように下に長く伸びる2本も雄しべだそう。雌しべは小さくて見えにくい。

万葉集にも詠われ、古来から親しまれる一年草。その一日限りの花の様子から人生の機微や恋心と重ね合わせて親しまれたのでしょう。

その露草の花言葉は、「変わらぬ思い」。梅や桜のように艶やかに咲くわけでもなく、菖蒲や蓮、菊のように派手な容姿でもないけれど、毎年毎年、必ず同じように可憐な姿をみせてくるのです。

この露草も、また来年、ここに姿を見せてくれることでしょう。
嗚呼、露草のような生き方も良いものだと思うのです。

さ。