EMIRPs Today(2019-07-10)#1276 皮は包み、革は変わる

おはようございます、さいとうです。

曇り空です、梅雨の中休みでしょうか、傘は必要なさそうですね。雨の日には革靴で歩くのが少し億劫なので、今日はご機嫌でいられそう。

再来週の選挙に向けて、声高に改革を説く語りを耳にしました。声音で聴くと「カイカク」、全く折り目正しいパキッとした印象を持ちます。さて、改革の「改める」は良しとして、どうして「革」と書くのでしょう。

そもそも、「革」とは何か。

カワには、漢字では皮と革があり皮の方が広い意味を持ち、動物や植物などを覆う表面、肌の意味があります、転じて包むものを指す場合もあります。一方で、革は動物の皮をなめして整えて、他の用途で使えるようにした状態に加工した物のことを指します。毛がついていると毛皮です。

英語では、皮がskin(スキン)、果皮はpeel(ピール)、一方で、革は、leather(レザー)、毛を残すとfur(ファー)という区分でしょうか。

改革の「革」は、皮をなめし加工して厚みを削いで揃えて、拡げて皺を伸ばし、すっかり元の皮とは異なる様態に変えて新たな価値を生む「革」に由来した使い方でしょう。革新や沿革、変革、革命も同じ意図で適用される熟語です。

丁寧になめされた上質な皮は革として、質感や機能性を高めることにより、靴や鞄、革外套などの衣服に仕立てられて新たな命を引き込まれ、以後、何十年も何百年も使うことができるようになります。そして、その革としての役目を終えると、いつかは自然に返ることができる素敵な天然素材です。

改革や革新の「革」も、そうあって欲しいものです。

さ。